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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります





2006年11月4日 (土)

IC(インターシティ)まで時間が有るので反対方向 5 つの村の最南端リオマッジョーレに各駅で行ってみる。
人口が一番多いと書いてあるが駅前の海岸は狭い。中心部は離れているのかな?
時間が無いから行けないなーーー  今出てきたモンテロッソ アル マーレがはるか遠くに見える




駅は狭い間に横たわっている。モンテロッソの賑やかさはない。
リオマッジョーレ駅


乗るインターシティの 2 本前の各駅でモンテロッソ駅に戻る。 ミラノ乗り換えでパドヴァに向かう。
ラスペチア、フィレンツェ乗り換えルートの手もあるがフィレンツェから一等が取れない可能性が大だ。

上級列車には全て指定が必要だ。出費もさることながら買うのに並ばなくてはならない。
ベネルクス、オーストリア、ドイツは指定無しで乗れる。ドイツは ICE も OK だ!


パドヴァではトラム新設工事が進んでいない。ここはゴムタイヤと特殊なので来てみたがダメだ。
せめて工事をしている所を見たかった

レールはガイドの一本だけ


折角来たのだから町を一回りする。 サローネという建物


サンアントニオ教会




ヴェネツィアの夜景を見に行く。以前カアサンと来たときもパドヴァから夜景を見に行った。
と同時に泊まらずにヴェネツィアから夜行でウイーンに行くことにする。座席車が指定無しで乗れる。
ヴェネツィアの島の中


大運河


アカデミア橋



夜になってもメインの通りの人は途切れない


リアルト橋




常に満員のバポレットがさすがに空いてきた。

乗れたのは良いが高すぎる


ウイーン行きは 20 時 44 分発だからサンタルチア駅に急ぐ。
見ると今日は座席車は 2 両だ。任意予約制で予約された所は札が入っている。入っていない所に座る。

問題が起きる!! 我々一列 3 人の所に予約者が来る!! 札の入れ忘れだ!!!
3 人まとめて追い出される。 見渡すともう全席埋まっている。「ドンジョバンニ号」は人気だ!
クシェット(簡易寝台)はーーー 満員!

乗務員がこの列車はリンツまでプラハ行きが後に 4 両併結だと言う。
管轄が違うから分らないので行って聞くようにと言われる。チェコの女性乗務員に聞くと空いている。決める。
4600 円で車内で買うと 5500 円だ。6 人部屋クシェットで私一人だ。補充券には 4600 円とある?

ヴェローナ廻りではなくフィラッハ廻りだからヴェネツィアメステレを出たら誰も乗って来ないと言う。
マアご機嫌!!

問題が起きる!! 人の気配で起きる。男が二人いる! こいつら泥棒だ!
「ワッタラヤドゥーイングヤー」と怒鳴る。
ゴチャゴチャいって出て行こうとする。
騒いで首を絞められるか、やり過ごすか、だ。  やり過ごす。

コンパートメントの錠は乗務員がユーレールパスを見に来ると言ったので開けていた。

万一に備えて中段に寝ていて良かった。荷物は上段だ。下を見る。靴はある。
テーブルの洋梨ジュースもある。泥棒には洋梨は用無しだ?

パンとコップのコーヒーはこのあと ” 配給 “ の朝食

今日の宿  夜行列車 0



2006年11月5日 (日)

まだ暗いがリンツだ。 降りる。 5~6 人が降りる。やむを得ず乗った人たちだ。
見ると無いはずの我々の車輌の後に何両も繋がっている。そして何と「オリエント急行」だ。
ザルツブルクで繋いだんだなーーー 座席車が何両か付いていて一等もある。
移ろうかーーー 一瞬考えたが止める。 夜が明ければ IC が次々だ。

ここに来た目的はブラチスラヴァのトラムを写すためだ。途中ウイーンで乗り換えだ。
その後を考えてリンツで今夜の指定を買ってしまう。
ウイーンからチューリッヒのクシェット(簡易寝台) 3300円


待合室からホームが見える。ドルトムント発、ハンブルク発、ベルリン発夜行が次々来る。
その次のオーストリア国内ユーロシティ ( IC の上 )一番列車 7 時 8 分に乗る。 ガラ空きだ! 最高!


そして複々線部分で先の夜行列車を次々抜くではないかーーー バンザーイ!!
ヴェネツィア発も抜いて欲しかったがダメだ。10 分差で向こうの勝ちだ。残念ーーー

ウィーンからブラチスラヴァに行くわけだがスロバキアはユーレールパス外だ。
チケットを降りた西駅で買う。 ウイーン南駅から乗るわけだが国境のマルシェグまでパスが有効だ。
マルシェグ、ブラチスラヴァ往復を買う。 800 円


ブラチスラヴァ駅前のトラム、左側が駅だがとても小さい。首都とは思えない。


ものの 10 分で繁華街だ。 “ 繁華 ” にほど遠い




お城を遠望、カアサンと来たとき登った。トラムはトンネルで抜けてドナウ河畔に出る。




手がかじかむ程の寒さだ。この間の北極圏よりも体感で寒い!!
一枚余分に着たいがウイーン西駅のロッカーに 310 円で入れてきた。ロッカーが使えるのは有り難いのだがーーー
戻ったウイーンも寒いが移動はすべてトラムに逃げ込むので困るほどではない。24 時間券がある。
ブラチスラヴァではスロバキアコルナに替えなかったので歩くだけだったから寒かった。

西駅は今日も雨だった~~~


先週ここに来て夜景を写している




オペラ座前、ここは写真の「在庫」があるけど人通りが無いのはちょっといいねーー


バーデン線もやって来ます


プラター公園、 見所が殆ど停留所近くなのが良い


大聖堂




夜のオペラ座


  モーツアルトさん             ヨハンシュトラウスさん
     

リンツで買っておいたチューリッヒ行きは 21 時 18 分でクシェットだ。
4 人部屋に 2 人でぐっすり寝る。

今日の宿  夜行列車 0



2006年11月6日 (月)

ザルガンスで目が覚める。顔を洗う。紙タオルが付いている。
チーゲルブリュッケ以降のチューリッヒ湖の景色は好ましい。さらに朝焼けだ!

チューリッヒ中央駅は頭端式(行き止まり駅)なので後から 3 両目の我々は出口が遠い。
見ると同じホームの反対側にローザンヌ行きが停まっている。 しめた! 10 歩で乗り換える。すぐ出る。

一面の牧草にぎっしり霜がおりている。日が当たって発光ダイオードを敷き詰めたようだ!

この列車は目的地ベルンを通らないんだ! そう言えばローザンヌ行きだもんなーー
なら丁度良い。通り道のヌーシャテルで降りよう。トラムのほかにケーブルカーも写したい。

高台にある駅を降りたらすぐの所に湖岸の市街行きケーブル乗り場がある


トラムは殆ど変化が無いから写さなくても良いのだけれど来たからには押さえる。

ヌーシャテル湖畔を快走


一時間後、すなわち一本後の “ L 急行 “ に乗る。 コーヒーの出前があるのは嬉しい。
乗る前に携帯が入るのでベルンの Etapホテルを予約する。


ローザンヌは普通に言う路面電車は無いのだが私鉄 LEB 線の市内路上走行、メトロと称する LRT、
それと湖岸から中腹の駅とを結ぶケーブルカーと目的が 3 種類有って特にケーブルカーは全面改修中らしい。

国鉄駅を降りて見回す。北側は何がどれだか全く分らない大工事だ。もともと傾斜地で立体的で
分らないのがさらに道路が寸断されて回り道だらけでめちゃくちゃだ。 LEB 線の先に見当をつけて行ってみる。
線路発見!




手前に辿ると地下で中央駅なんだ


湖岸からのケーブルカーは全撤去でトンネル工事をしている、と言うことは掲示から見ると
製作中は「新交通システム」かなーー


LRT はどこだーー これも西側の先に行ってみる。有った!


こんなの有ったっけ


とにかく、一応、大体押さえたかなーーー 歩きで湖岸まで行く。この町は急傾斜だ。


レマン湖、対岸のフランスのエビアンに船が出ている




オリンピック記念館


今朝あわててローザンヌ行きに乗ったためにかなり楽しんでしまったな? 当初の目的だったベルンに向かう。

ベルン、 首都からベルナーオーバーラントの山々が望めるのが素晴らしい!


夕方近くなったがチケットをいちいち買うのは面倒だから一日券を買う。

マルクト通りの電車道の先に時計塔






予約した Etap はトラムの終点でノボテルの最上階だ。
Etap の一ランク上は ibis ホテル、その上はソフィテル、その上がノボテルだ。 「階」はこっちが上だ!


今日の宿  ベルン Etap 7800 円



2006年11月7日 (火)

朝起きて下を見る。ここはトラムのエクスポ終点だ。立派な停留所だ。


中心に出て少しぶらつく。


アーラウに向かう。地方私鉄の道路上走行だ。 新しい車輌が入っている。


写しに出ると電車が来ない。 今日はバス代行と言う。参ったな!!
ここは右左二方向に出ているが道路上は片方だけだ。反対側は道路脇だ。折角だから写しに行く。



どこまで行っても走行は道路脇だ。3 Km 程歩いて行って 3 Km 戻る。


気を取り直して新設ミュルーズのトラムに進軍する。バーゼルで国境を越えてフランスだ。
バーゼル駅ではフランス側ホームだ、いやスイス側と行き来させられる。状況がおかしい。
結局通常ではないスイス側から出る。あたふたさせられたお陰でロッカーに荷物を入れ忘れる。
案の錠ミュルーズでは、つまりフランス側では荷物を預けられない。
ミュルーズ駅前のトラム


ここは停留所それぞれにオシャレなアーチ状の架線柱を立てたようだ





ザックが肩に食い込んでくる。 運転手が笑っている。


ここはフランスだ。パリに行くには TGV だが今かなり乱れているようだ。かなり変だ。
時間が有るのでザンクトガレンを押さえてザルガンスから夜行で行くことにする。つまりここをまた通る。
動きが大巾だがユーレールパスだから幾ら乗っても問題無い!

ザンクトガレンは暗くなる




ザルガンスからはクール発パリ行きだ。前に使っている。トーマスクック(時刻表)を見るとチャンとある。
21 時 39 分でバーゼル着は 1 時 5 分だ。
バーゼル着をなぜ記すかと言うと独特な運用にある。すなわち寝台車は通しでパリに行くが
一等座席車はスイス車はバーゼルまで、バーゼルからはフランス車だ。夜中に乗り移りだ。

トーマスクック時刻表
全区間通しの座席 2 等は一両のみ

バーゼルを過ぎると 1 等座席の外に 2 等リクライニングも選べる。任意指定者がいなければだがーーー

問題が起きる!! バーゼルで停まってしまう。 フランスがストだ!!
朝から変だと思っていた。
降ろされる。夜中の 1 時過ぎだ。どうも寝台組は宿が当てられるようだ。
最終的に駅に残ったのは私とフランス人母娘、計 3 人だ。

取りあえず SNCF(フランス国鉄)側待合室に行く。今夜は一晩中解放だという。警官付だ。
ここで朝まで過ごす以外にない。いろいろな事情で 20 人ほどいる。チョット寒い。

今日の宿  ストのためバーゼル駅で過ごす 0



2006年11月8日 (水)

勿論一睡もしていない。アルジェリア人と 10 分程の体操を 3 回する。でも寒い。

実は今(モンペリエ → ポルトボー) (ポルトボー → マドリッド)(マドリッド → ボバデラ)
(マラガ → ビルバオ)と4枚の指定券を持っている。スペインでの指定券だ。

取りあえずそちらの方向に向かわなくてはならないなーーー

待ちに待った一番列車 5 時 27 分発インターラーケンオスト行きに乗る。
暖かい!! 天国だ!! お湯で歯磨き、洗面が出来る。勿論一等車で一両貸し切りだ!!!
ベルンで乗り換えてジュネーヴに着く。
リヨン行きは止っているが代行バスが出る。 これが景色が抜群だ! リヨンに着く。勿論フランスーー


駅で時刻表を見る。長距離は出ない。荷物は預けられないので駅周辺を見る。駅前トラム停留所が製作中。


サンテチェンヌ行きが出ている。時刻表どおり出ているので帰って来れるなーーー
リヨン 11 個所の Etap から 5800 円のを予約してから出かける。

快速の二階席

サンテチェンヌは駅前にトラムが乗り入れたばかりで U ターンのビルが未完成だ。




駅前停留所は完成している

完成祝いの何かかなーー


リヨンに戻って明日の様子を駅員に聞く。正常運転だと言うのでホッとする。
Etapホテルは地下鉄 A 線だが故障でストップだ。トラム、バス最後に A 線を乗り継いで着く。

今日の宿  リヨン Etap 5800 円



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