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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります




2004年3月25日 (木)

ドゴール空港で 11 時にチェックインした B 氏と別れる。
このところ荷物がすべての所で預けられない。ロッカーは封印だ。爆破事件の影響と思う。厳しい!
念のため空港駅で聞くと現在、東駅のみ X 線検査で OK という。
今夜の夜行列車はベルシー駅だが仕方が無い。東駅で 3.4 ユーロで預ける。

東駅に来たから今日予定したいくつかの候補から東駅から行けるプロヴァンに決定、 13 時 45 分がある。

プロヴァン駅は行き止まり駅だ。

世界遺産のプロヴァンだが鉄道はトロワ方面の線から飛び出した枝線の終点だ。

詳しくないが中世都市とあるから中世には繁栄していた所と思う。


静かな趣のある町だ






遠くに丘の上の聖堂が見える


上の町が古そうだから行く。もしかして上の町が世界遺産かな?
上の町行きの道というのがある。


聖キリアス大聖堂、お金が足りないのでバラ窓が塞がれている、とある。




セザールの塔




校外授業、楽しそう!


夜行でイタリアに行くためパリに戻る。
パリ第 7 のターミナル、ベルシー駅は何も無い。閑散としている。


今日からユーレールフレキシーパスを使う。一日分空港の駅員が間違えて無駄になっている!


ユーロナイト( EN )は指定が必要、ユーレールパスは一等だがクシェット(二等)にする。
金額がユーロ、フラン併記になっている。


同室は若い女性二人でルーマニア出身のフランス人とシエナ在住のイタリア人のどちらもビジネスウーマンで
どちらもお互いの言語を話せる。私に気を遣って英語で話してくれる。つまりトライリンガルだ!

今日の宿  夜行列車 パリ → ローマ



2004年3月26日 (金)

7 時半に目が覚める。同室 2 人が降りるフィレンツェだ。急いで上段から降りるとのんびりしている。
聞くとストライキで大巾に遅れていてまだボローニャに着いていない、と云う。
騒いでもどうにもならない。

それでも約 2 時間遅れでフィレンツェに 10 時前に着く。ホームには全く人も列車もない。

この列車だけ国際列車で動くという事ですぐにローマに向けて出る。

昼間用にベッドが畳まれてここからは一人だ。

ローマで朝飯と予定していたがダメだ。売店でパンを買ってくる。


並行の高速道路「アウトストラーダデルソーレ」


対向は全く来ない


ローマでは回復して 1 時間 20 分遅れの 12 時につく。一番端の空港行きホームだけ人がいて他はゼロだ!

ストは午前中との事なので取りあえず駅至近の宿を探す。

何軒もある中から 35 ユーロを選ぶ。  洗濯、入浴、ひげそり、歯磨きを済ます。

今日の宿  ローマ H マルサラ 4600円 一人 

1 時に駅に行くと 5 分後にナポリ行き快速が出るので飛び乗り何とか座れる。2 等だ。
すぐ空いてくると思ったがほぼ全員ナポリまで行くだろう、と言われる。停まる駅は多い。

ナポリの手前でローマからのインターシティ( IC )に抜かれる。ガラ空きだ! 一等車だ!
大ショック!!!

ナポリのトラムは手持ちがあるので部分的に追加だ。前回は車だったので駅付近が足りない。後は観光だ。
 一日券 3 ユーロ

ビットリア トンネルをトラムが通る




トンネル上のカフェでベスビオ山遠望、ここが混んでないのが不思議だ。




ウンベルト一世のガレリア


イタリアだと足場も美術品!


トレド通りを進む。前回気に入ったところ




このあたり一帯はお店と人がぎっしり! 「お寺」も多い。

サンピエトロアマイエッラ教会



ベルトッチ宮前広場


サンロレンツォマジョッレ聖堂


大聖堂(ドーモ)


ドーモの内部


駅に戻ると若い男が寄ってきてソニーのビデオを買わないかと見せる。
ピンとくる、日本とヨーロッパは方式が違う、つまりこれは日本人から盗み取ったものだ。
関わっていたら今度は私のキャノンが売り物になってしまう。 振り切る!

IC は 1時間遅れで 8 時 25 分に出る。


さらに遅れに遅れるが今日中に宿に着く。宿が駅前で良かった!  マア良かったのは立地だけ?




2004年3月27日 (土)

今夜も夜行列車なので駅に荷物を預けてローマ見物だ。
なんと荷物を預けるのに 30 分並ぶ!
3.8 ユーロで 5 時間と言うことだが延長はないという。過ぎたらどうなるか聞いても要領をを得ない。
面倒を起こすとまずいので午後一回出しに来ることにする。


とりあえずコロッセオに行く

コロッセオ前に新型がやって来る

旧型も来る

ここでも抜き打ち検札でタダ乗りが捕まっている。一人捕まる間に 4~5 人逃げる。要領の悪いのは損だ!

ポポロ広場



ローマの地下鉄


ローマのミニバス


一番古いタイプ


好ましいお店


サンタンジェロ、 1982 年に初めて来た時には「ローマの休日」を思い浮かべた。

夕闇迫るテヴェレ川、夜行列車に乗るだけなので一日歩き回った。


昨日ナポリで IC を待つ間に買ったパレルモ行き寝台券


今日の宿  夜行列車 ローマ → テルミニイメレーゼ(シチリア島)



2004年3月28日 (日)


目が覚めたらフェリーで渡ってシチリア島だ。 テルミニイメレーゼで降りる事にする。

乗ってきた寝台車


世界遺産のアグリジェント行きに乗り換える。

シチリア島の内陸部、 良く耕されている。


アグリジェント「中央」駅に着く。10 時半なのでビックリするが今日からサマータイムだった。

かなり立派な駅だ


どこでも使用不可だったコインロッカーが使える


町もかなり立派、( i ) が有るが日曜は閉まっている。駅近く最初に目に入った宿を取る。ホテルベルベデーレ
部屋もベルベデーレ(眺望)で申し分ない。


町の中心部だ。


今日の宿  アグリジェント  H ベルベデーレ 4600 円 一人

窓に木枠があるのが不思議だ


荷物を置いてすぐに世界遺産区域に行く。古代ギリシャの遺跡だ。世界遺産に指定された神殿が 7 ヶ所有るという。
宿から 2~3 Km を歩く。遙か彼方に地中海、とても良い気持ち!  ♫ 泉に水くみに来て~~


道なりに進むとまずジュノーネ神殿、かなり大きい

ジュノーネ神殿から保存の最良のコンコルディア神殿を望む、ここは神殿群では一番高い所


コンコルディア神殿




ジュノーネラチニア神殿


遙か地中海も望める


見上げると駅や「新市街」


ヘラクレス神殿前のカフェ、信じられない程の立地!








けっこう広い。人も少なく古代に「埋没」してしまいそうーーー

バスで「地中海」に行ってみる。
 

マルガレータで一日のおわり


今日は異次元をさまよった感じーーー



2004年3月29日 (月)

カターニャまでは 9.2 ユーロなのでユーレールパスは使わない。昨日と違う線で東に向かう。
中央部を横切ってカルタニセッタシリビで乗り換えだ。
この線の特徴は列車が尾根筋の一番高いところを進む。両側を見下ろすところも多い。楽しい。

乗り換えてからは平野で人口が多いのか見た目が集約的農業でなおかつ「近代的」。
    

カターニャではこの旅で多分最高の宿にする。 ホテルラビル、85 ユーロ朝食付き


今日の宿  カターニャ H ラビル 11750円 一人朝食付 

明日の夜行には一等座席車が付いていて指定料金が不要だ。以前は各国多くあったが今はイタリアに少しだ。
つまりその分、快適に過ごすことにする。

ところで今、昼過ぎたばかりだ。急遽変更メッシーナのトラムを今日写してしまうことにする。
1 時のバスに飛び乗る。往復 12 ユーロ。
高速道路はかなり高い所を通っていてイオニア海が垣間見る事が出来る。天気が良ければもっと良い。

メッシーナのトラム
  





明日はこの船で「本土」に戻る






雨が激しくなる。5 時のバスで戻る。高速を出てからカターニャの渋滞がひどく着くと 7 時半だ。

雨で暗かったのでデジタルのチェックを初めてする。案じたとおり手ぶれがある。
スポーツモードと云うのがあるので使えば良かったかな? デジタルはまだ慣れない。



2004年3月30日 (火)

昨日メッシーナのトラムを済ませたので夜行列車まで一日有る。世界遺産のラグーサに行く。
10 時のバスまで町内を散歩する。ここも世界遺産なのだ!




6.2 ユーロのバスは羊を分けて進む




世界遺産ラグーサ




 





上の町から下の町へ


下ノ町には多い見所




シチリア島の極めつけ、を堪能して戻る。「国道」廻りではなく一日 2 本の「山回り」だ。
個人営業のような感じだ。

15 分ほどで超満員の学生がすべて降りるとあとの 2 時間近くは貸し切りだ! 4.2 ユーロ

運転者のガイドで楽しい。あれがイタリアで一番古いオリーブの樹と言う。停めて降りる。

道は狭すぎる!!

スリル満点の崖上も通る。 なんとか無事にノートに着く。

ノートも世界遺産だ! すごいオマケ!!
大聖堂は大工事


隣はサンフランチェスコ教会


サンフランチェスコ教会の中


サンカルロ教会


4 時 55 分のシラクーサ行きのバスに乗り列車に乗り換えてカターニャに戻る。
夜景を写してからホテルに荷物を取りに行き駅に戻る。





列車は一等コンパートメント貸し切り!  ただ誰もいないと不安だが両隣室に人がいるのでマア安心ーー

今日の宿  夜行列車 カターニャ → ボローニャ



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