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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります



2000年3月24日 (金)

心配なので起きぬけに城壁の外に置いた BMW を見に行く。 有りました!

当然あると思っていた朝食だがオヤジが「アリベデルチ」と言ったので無い、と分かる。

丘を下って A-1、すなわちアウトストラーダデルソーレ(太陽の道)に出る。
朝食のサービスエリアでアメリカからの団体と会って話す。苦情というか文句が多い。
道が狭くて危ない、と言う。確かに狭いがまだ危ないと思った事はない。話に聞くほど無茶はない。

イタリア料理はまずいと言う。どうだ、と聞かれる。 当方「イタリア料理」を食べてないから分からない。
マア文句のはけ口に捕まってしまったわけだーーー

今日はローマでチャンとトラムの「仕事」をしなくてはならない。
夜 8 時 25 分のチュニス行きに乗るので先に空港に行って車を置いてしまった方が間違いない。
ゲートから 2 Km 程の所にロングターム P が有ったので入れてシャトルバスで空港に行き、列車で市内に行く。
全席 1 等で約 1000 円、2 人往復計 4000円の必要経費だ。


何回か写しているのでここぞ、と言うところに直行する。




観光にも精を出す。 ヴァチカンに行く。18 年ぶりーーー 順路になっていて全く異なる感じーーー




目一杯楽しんで空港へ急ぐが「某国高官」の空港到着が遅れるようで飛行機も 3 時間近く遅れる。
ならもっと見物出来たのに!!!
空港のカフェでは 10000 リラ、約 550 円ごまかされそうになる。前があるから警戒済み!

チュニスでは午前 1 時だ。両替所は開いている。変なのが数人周りにいる。
そのうち何人かは白タクだ。苦労して振り切る。
出たすぐの所に「本物」のタクシーが止まって呼んでいる。がタクシー乗り場では無い。
向こうの乗り場に 4~5 台停まっていてクラクションを鳴らして手を振っている。行く。拍手で迎えられる。
だが終わらない。「ワル」の車が前を妨害する。数人が押してどかす。もめたらマズイなーーー
何とか出る。少し車をこすったようだ。

念のためここだけ宿を日本で予約してある。正解だった。ホテルアミルカールに 3 泊

今日の宿  チュニス H アルミカール 3570円 二人朝食付 

本日レンタカー走行距離 225 Km



2000年3月25日 (土)

夕べが遅かったので朝食は 9 時すぎになる。卵、ジュースほか何品かはもう無い。
補充はしない “ 方針 ” のようだ。明日からは気をつけよう。 

部屋の窓からはチュニス湾が一望、絶景!

作った時は超一流、今はあちこち痛んで修理もままならない感じーーー

アルミカル駅から市の中心のトラムを写しに行く。降りたら目の前がトラムだ。
ハノーファーに似ている。
アフリカだからカイロのようなオンボロがヨタヨタ走っていると思ったが最新 LRV だ。
やる気が出たような、引っ込んだような、変な気持ち!  でもガンバルーー






追い回してすぐにここは車優先で油断出来ない事が分かる。
車両は 3 車体、2 連だからかなり長い。エキゾチック感がある背景を選ぶ。アラビア文字を写し込む。

沿線のバルドー博物館に行く。モザイク画の展示が有名と言う。

あちこちから剥がして持ってきたんだな!

しかし 素晴らしいーーー  パンフレットにはチュニジアのルーブルと書いてある


この国の通貨がディナールと分かる。コンマ以下が 3 桁で他の国では見たことが無い。
楽しい一日が終わる。

今日の宿  チュニス H アルミカール(二泊目) 3570円 二人朝食付 



2000年3月26日 (日)

朝食の欠品がない内にと 7 時に行く。食堂は特に良いとは言えないが「過去の栄光」を思わせる雰囲気が良い。

ロビーには屋内噴水もあり見渡すと大理石も目立つが補修が全く追いつかない!!
ガラスが磨かれていない。入り口チェックのオジサンもウエイターもつまみ食いしている。のどかだな!!

でも満員なので不思議に思ったが実はこのホテルでこの国のチェス選手権が行われているのだ!

ここはチュニスの町よりカルタゴに近い。海岸沿いに歴史的名所が並んでいる。近場から片付ける。

共通入場券なるモノが有るので 5.2 デナールで買う。周囲は黄花マーガレットが満開だ。

カルタゴ博物館の中庭にはパチンコ玉方式の「砲弾」が至る所に山ほど!  カタパルト弾と言う。


太陽は照りつけるがローマ劇場、ローマ人の住居跡、アントニウスの共同浴場など拝見する。






結局ここカルタゴはカルタゴ人の遺跡ではなくローマ人の遺跡なんだなーーー

今日は暑かった!!!

今日の宿  チュニス H アルミカール(三泊目) 3570円 二人朝食付 



2000年3月27日 (月)

チュニス空港は狭いが金ピカで宮殿風だ。カフェで残金をキレイに使い果たす。と言うか使わされる!!


アリタリアのこの便、MD-80 の席は横 4 列でシートピッチも広い。読書灯が 5 列分有るので改装したのか?

3 時にローマ空港ロングターム P から車を出してローマに入らず外環道から A-1 に入り南に向かう。
駐車料、約 3500 円

行ける所までと考えてまずナポリはパスする。ベスビオ山が見えてくる。A-3 に移りサレルノで出る。
この時間ならアマルフィ海岸のどこかに泊まれるなーーー

海岸道路は細く切り立った崖だ。 幸い我々側、車線は山側だ!!


アマルフィ手前のマイオリに気に入ったのを見つける。 ホテルサンフランシスコ
さすが BMW、 一台だけ駐車場ではなく玄関前に!


うがいコップが壁のタイルと同じ柄


今日の宿  マイオリ H サンフランシスコ 6730円 二人朝食付 

ピザ屋に出かける。ピザがこんなに美味しいモノだったとはーーー

本日レンタカー走行距離 298 Km



2000年3月28日 (火)

アマルフィに向かう前に美しい海岸を散歩する。
このホテル、観光地の有料ホテルにしてはとてもリーズナブルだ!


20 分程で世界遺産のアマルフィ、駐車場はもうイッパイだ。シーズン中は大騒ぎだろう。
確かに狭いがスゴイ町だ。

ドーモ


レモンの名産地




駐車場に 10000 リラ払う。出てからレシートを見ると 3000 となっている。
計算すると 370 円の損害だ。でも BMW も荷物もチャンと有るからマアいいやーーー

この道で観光バスとすれ違う。みんなハンドルさばきが上手!


ソレントを廻らずに山越えでポンペイに向かう。
ポンペイは一体どこから沸いてくるんだ、と言った人人人ーー

ここの駐車場も 10000 だがレシートが出ないので正しいかどうかは分からない。

ここではガイドブックは必携


ここも 1982 年に来た時とはかなり違う。 そして今イタリアはミュージアム週間でタダだ!


ナポリのトラムは市の中心、中心に突っ込むが細かくは書かないが良く生きて帰れたな、と言った感じ!!!
無理やり流された一方通行の道に運良く駐車場が有ったので入れる。お兄さんが “ 寸止め ” をしている。


3 時間楽しんで戻る。汗が大量に出たがアドレナリンも大量に出たと思う。
P では 15000 でお釣りもくれる。キーも預ける方式で車がチャンと有るのが不思議な気がした。

世界遺産のカゼルタに向かうが高速に入るには町中を通り抜けなくてはならない。
取りあえず海岸沿いを北に進む。地図とにらめっこをして何とか行ける道を見つける。

カゼルタの中心で宿を取るが良いとは言えない。でも面倒なので決める。

今日の宿  カゼルタ H 駅前 4590円 二人

本日レンタカー走行距離 170 Km



2000年3月29日 (水)

夕べこの旅で中華の店に入った。かなり美味しかった。一人 1000 円で少し高いかなーーー

世界遺産カゼルタ宮殿の駐車場は狭いが開門前なので停められた。ここもミュージアム週間で無料だ。






ここは庭園の方が有名だ。山腹から 3 Km 流れ落ちてくる水路が類を見ない。

↑宮殿側から見る ↓山の上から見る


11 時半に出る。北に向かうわけだが検討の結果サンマリノに行くことにする。
途中のフィレンツェは今後来訪のチャンスが有るはずだ。A-1 を行く。
雨になる。隣をイタリアの新幹線 ETR-500 が行く。競争にはならない。
アレッツォからは 71 号線で北上だ。田舎道で車は少ない。思ったより皆丁寧な運転だ。

アルノ川を遡りマンドリオリ峠が最高点だ。1173 m と書かれている。そして摂氏 0.5 度だ!!

雪がぱらついて木々は霧氷に似た状態になっている。長居は無用だ。そろりそろりと北側に下る。


E-45、国道 9 号と乗り継いでリミニに到達、20 Km 先標高 500 まで登るとサンマリノだ。
城壁までたどり着く。城壁内にホテルがあるが駐車場が問題だ。
少し戻って城外で良いのを見つける。

今日の宿  サンマリノ H クロゼンチ 6210円 二人朝食付 

昨日のハズレを取り返す心地よいホテルだ。
窓から “ 目の上に ” 崖上のライトアップされたお城が見える。

本日レンタカー走行距離 568 Km



2000年3月30日 (木)

天気は一変、雲一つ無い上天気、でも風は冷たい。冬に戻った感じだ。
城門を入って城内に登る。駐車場が集中管理されていて信号で誘導される。
早朝なので 10 数ヶ所の最上部に入れられる。
共通入場券を買ってチェスタ塔、ロッカ塔の順で廻る。



チェスタ塔とロッカ塔、どっちがどっちか分らない。


リミニの町とアドリア海が一望だ


サンマリノの切手を買って便りを出す。

12 時に出発する。行き先は決まっているが泊まる所は決まっていない。高速の A-14 で進む。
ポー川流域のイタリア一の大平原だ。道の両側は一面の花盛りだ!!
果樹園が主で多分スモモ、あんず類と思う。主に白とピンクだ。
昔見た「にがい米」の水田地帯はもっと北の川沿いに行かないと見られないだろう。
ボローニャからはランク上の A-1 が合流するが混雑はない。前にも記したが無謀運転がない。

ロンパルディア地方に入ると麦畑、牧場などになって退屈な景色になる。

ミラノはスキップして時間的にコモに泊まることにする。まず道沿いで宿を取ってしまう。

今日の宿  コモ H コンチネンタル 14180円 二人朝食付 P

大聖堂


 

大聖堂を見てから山上からコモ湖を見下ろす事にしたがロープウェイが点検中だ。
諦めかけたが代行ミニバスが行く。上までずっと住宅があるのだ。

山上はブルテナ村だ。20 分で着く。30 分後の次のバスまで散策する。コモ湖が素晴らしい。


宿の夕食はウエイターが付いていて皿に取り分けてくれるので緊張する!! 自分で取る方が美味しいよなーーー

本日レンタカー走行距離 409 Km



2000年3月31日 (金)

宿は今回の旅で最高の値段だがここでは安い方だ。我々の宿の倍の値段のホテル群を後にスイスに向かう。
10 Km でイタリア語圏スイスだ。 ゴッタルドトンネルを越えるとアルプスの北側になる。

ゴッタルドトンネル南口


ルッツェルンが近くなる

この区間は二回目だが素晴らしい。

実は昨年 200 スイスフランをどうせすぐ来るだろうと残してしまっていた。
今使う訳だが昨年約 17000 円相当だったのが今年は 13000 円だ。どこで損をするか分からない。

まずヌーシャテルにライトレールが出来たので向かう。
ところが途中のゾロトウルンで休憩すると駅前から出る郊外電車が路面を走行している。
コレは写さなくてはならない。30 分ごとに出るようなので 2~3 本写すべく歩き出す。
約 1 Km 程度が路上だ。適度に場所を変えて押さえる。2 時間ほど掛かったが問題ない。
ちょっと得した気分だ。

ゾロトウルン アーレ川




ビール湖沿いの道をヌーシャテルに向かう。
ブドウ畑が続く快適な田舎道はヌーシャテル湖に替ってヌーシャテルに着く。

ここはゾロトウルンとは逆にトラム(トラム型車輌)は道路脇を走り路面を走らない。






すてきなガーデンシティと言った感じ




来る途中に目を付けておいたビール湖畔のガストホフに泊まることにする。 
目の前をスイスのインターシティが行き来して楽しい。


今日の宿  ビールビエンヌ G ベルビュー 8500円 二人朝食付 

本日レンタカー走行距離 376 Km



2000年4月1日 (土)

夕べは奥さんで朝食はオヤジの担当で「ボンジュール」という。ここは「ボンジュール」の地域なんだ。
30 分も走れば「グーテンモルゲン」と思う。

去年から使い終わった結婚式の「のし袋」を持参して気に入った所に渡しているが今回初めて渡す。
今回は「個人宿」が少ないので渡す機会がなかった。

アウトバーンで一気にドイツに向かう。
今日は調査が不明だった所に行くので成果はは期待出来ない。

途中のオッフェンブルク


カールスルーエのトラムが(トラムトレイン)と称して周辺の町に「国鉄」線を使って伸びているらしい。
フォルツハイムとハイルブロンを見に行く。
先にフォルツハイムに行くがない。聞いても全く知らないようだ。
ハイルブロンはーーー  作りかけの線路が有った。( i ) で聞くと 2 年後オープンと言う。

建設中の部分を写して終わる

ルートビヒスハーフェンに向かうアウトバーンで雨の中、対向車線の大事故を今回の旅で初めて見る。
こちらの車線もノロノロ運転だ。 雨でもスピードを落とさないんだもんなーーー

ドイツは運転マナーは良いと言われてるけど速すぎる。イタリアでは事故らしいモノは全く見なかった。
そういえば今気分が楽なのはスペイン、イタリアを終わって BMW がチャンと有るからだ。と思う。

ルートビヒスハーフェン、暗くなる直前の僅かな隙に押さえる。


ザールブリュッケンに向かうアウトバーン 6 号は速度無制限部分が有る。すいているので「テスト」をする。

200 キロに挑むが 190 キロで「カアサン」が止めに掛かるので終了する。

宿は当然というかザールブリュッケンイビスだ。

今日の宿  ザールブリュッケン ibis ザールブリュッケン 8060円 二人朝食付 P

本日レンタカー走行距離 671 Km



2000年4月2日 (日)

変だな、 たしかスイスではレートが悪くなったと思ったが今朝フロントで表を見ると
1 マルク、54 円となっている。10 円以上安くなっている。 安いんだからマアいいやーーー

ドイツのイビスホテルの朝食は美味しいがカアサンは特にヨーグルトが独特で大好きだ!

フロントで今夜のルクセンブルクイビスと日にちは先になるが 18 日から 3 泊ウィーンを押さえて貰う。

すぐ近くの世界遺産フェルクリンゲン製鉄所に行く。産業遺産だ。




完全な形で残すのはすごいと思う。チェコなどで見た廃工場群とは全く異なる。
展示場もあり今ハノーファー万博の宣伝と準備室がある。準備室の方は入場を止められてしまう。我々はスパイか?

またまた世界遺産が続く。トリアだ。

正面、ローマ時代の遺跡ポルタニグラ


選帝侯の城


大聖堂


70 Km 走るとまたまた世界遺産のルクセンブルクに入る。
険しい谷に囲まれた強固な防備の町だ。立体的な町は大抵美しい。再び日本人の大群だ。
全員マクドナルドを外のテラスで頂いているので一つの団体だな。


アドルフ橋


身障者用はよく見るが女性用は多分初めて見る


イビスホテルは空港前なので 20 分ほど戻る。ここは夕食はホテルで取る以外にない。

今日の宿  ルクセンブルク ibis ルクセンブルク 9710円 二人夕朝食付 

夕食時フランス語が読めないので大失敗をする。
前菜がマカロニサラダ、メインにスパゲッティ!!  教えてくれよ!!

ウエイターに楽しみを与えてしまったな!

本日レンタカー走行距離 148 Km



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