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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります




1999年3月15日 (月)

7 時 42 分発ベルゲン行きは 1 等車だがドイツ、フランスなどと異なり横一列が 4 席ある。
満員の客は殆どがスキー客で我々のようなフィヨルド観光客は少ない。「外人」が少ない感じだ。

雪のミュルダール駅でホーム反対側のフロム鉄道に乗り換える。
資料が無いので分からないがかなりの急坂を下る。下の方にこれから進む線路が見える。
すいているので客は右の窓から左と一斉に “ 右往左往 ” する。有名な途中の滝には停まらない。

6 ~ 7 輛の客車から 30 人程度の観光客が桟橋に向かう。
スーパーが有るのにはビックリ! 1 時間待ちなので食料を購入してベンチで頂く。
かなりの寒さだが何度か分からない。
かなり小さな船に乗る。他に船のない季節のおかげで鏡の様な水面を前方に常に見られる。


アザラシの昼寝



閑散期で他に船がない。我々が作る波だけ。






グドヴァンゲンでバスに、ヴォスから列車でベルゲンに着く。流れになっていてスムーズだ。

世界遺産の町だが 1 時間後が今夜から 4 泊の沿岸急行船の出発時間だ。港に直行する。

今日の宿  沿岸急行船  船内  運賃込み 18350円 二人 




1999年3月16日 (火)

海は荒れている。カアサンは乗り物酔いをする。
我々の船室は値段で言えば下から二番目だ。バストイレ付きで丸窓も有るから問題ない。
2 人で4776 クローネ。この国の物価高を考えれば運賃+ 4 泊代だから高くない。




ノルウェーの南北を結ぶ物資、人の動脈だが観光客が多い。聞くと殆どドイツからだ。日本人は我々以外いない。
お年寄りが多く編み物などしている。 カアサンはそれどころでない。

四つ目の停泊地、オーレスンで 2 時間半の外出が出来る。船酔い醒ましにちょうど良い。
オーレスンに近づく


上陸して山の上から


スーパーで食料を買い込むがポーランドで 30 円だったボトルの水が 300 円だ!!!
カアサンの船酔いは少し改善される。


船からオーロラを見る予定だが天気が悪い上にまだ充分、北でない。 寝る。

今日の宿  沿岸急行船  船内(二泊目) 運賃込み 18350円 二人 




1999年3月17日 (水)

目が覚めると次の外出可能地トロンヘイムに停泊している。シャワーを浴びてから下船する。

我々のと同じタイプの反対方向ベルゲン行き


12 時までに戻れば良いのだから 4 時間以上ある。店はまだ閉まっている。国鉄駅で朝食にする。
次に郵便局で現像済みフィルムを日本に送る。700 円で他と比べて信じられないほど安い。
ノルウェー最大と書いてある大聖堂に行く。


ノルウェーのイトーヨーカドー、REMA 1000 で買い込む。船の客が数百人だ。反対便と 2 隻分だ。


暗くなる頃、強い雨になる。今夜もオーロラはダメだ。 寝る。

今日の宿  沿岸急行船  船内(三泊目) 運賃込み 18350円 二人 




1999年3月18日 (木)

島々の間をぬけていくようになる。湖のようだ。波が無くなりカアサンの具合が良くなってきた。

北に進むにつれて島がなだらかになってくる。
放送でここが一番狭い所、と言っている。




ボードーで 2 時間の下船だ。




この辺りの漁業や風俗を展示した博物館に行く。
物価の高いこの国から第一次産業の水産品を日本に多く輸出しているのは不思議だ。

船は大海に出てロフォーテン諸島の先端まで行く。観光客以外の乗り降りがとても多い。
こまめに 4 ~ 5 個所は停泊したかなーーー

完全にオーロラ域内だが雨だ。 寝る。

今日の宿  沿岸急行船  船内(四泊目) 運賃込み 18350円 二人




1999年3月19日 (金)

昨日からストレッチとスクワットを始めた。オーロラ待機で寝不足を心配したがとんでもない。

12 時から船内では北極圏通過祭りが始まる。キルケネスまで行く人は通過証明書が貰える。
ネプチューン “ じいさん ”

定刻 2 時 45 分、トロムソに着く。( i ) で宿を紹介して貰う。ホテルコンフォート
週末料金適用でさらに夕朝食付きで「お買い得」という。

今日の宿  トロムソ ホテル コンフォートサガ 13400円 二人朝食付 


部屋は港の広場に面して 2 方が窓で「一等地」だ。アムンゼンさんが立っている。食事も最高!


とにかくホテル最高の部屋だ




オーロラを待つ空模様ではない。  寝る。



1999年3月20日 (土)

それでもカアサンは 4 時まで起きていたがダメだった。朝になったら晴れてくる!!
朝食も美味しく魚の酢漬けが良い。 カアサンはワッフルを焼く。

今日はご町内見物だ。ノルウェー最長という橋を渡って本土に行ってみる。つまり町は島だ。

本土側の教会


水族館「ポーラリア」に行く。

急に日本人が出没し始める。ツアーが着いたようだ。

夜、海岸で花火が上がる。あれは日本人の団体「主催」だという。 雪が降っているので寝る。

今日の宿  トロムソ ホテル カムフォートサガ(二泊目) 13400円 二人朝食付 




1999年3月21日 (日)

事態は長期戦といった感じになってきた。ここに居座るのもいいがすべて見てしまった。熟考する。

移動を考える。南に向かうことは考えられない。北に向かう以外にない。
バスは一日 1 本でアルタ着が吹雪で無ければ 23 時で北極圏の町に着く時間では無い。

宿の一階にハーツが入っているので行ってみる。
3 日から一週間は同料金で 8400 クローネ、126000 円だ。
ハーツに割り引き制度が有るのを知っている。ただ条件を一つも持ち合わせていない。

向こうも借り手が少ないので貸したい。
大手は無茶が出来ない。5934 クローネ、約 89000 円でどうだ、と言うので決める。
はっきり分からないが契約会社ビジネスとかにしたと思う。

車は V W ゴルフでスタッドレス+スパイク!! 東欧とアフリカには行くなと書いてあるのが面白い。


覚悟を決めて出発する。地図はハーツで貰った一枚の「ノルウェー」だが一本道だから迷わないはずだ。


北に向かう


トナカイ注意



入り江、と言うか小さなフィヨルドを渡る。海水が逆流するのを見る。
右が外海。

道が溶け出すことはない。経験したことがないドライブは緊張するが楽しい。
ビデオをかなり廻す。電池の交換がすぐだ。

タイヤは全く滑らない。全くアスファルトを見なくなるが心配ない。

アルタで泊まる。

今日の宿  アルタ ヴィカホテル 14000円 二人朝食付 


カアサンは起きていて運転者「わたし」は寝る。

今日のレンタカー走行距離  420 Km



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