2
本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります




1999年3月1日 (月)

雨の中をグダニスクに着く。雪でないのはラッキーだ!!

ここで早速大事件、階段で転んで EOS-55 を壊す。残るは Kiss とコンパクト。 今後は要注意。

トラムの撮影は雨の中を旧市街から駅前周辺までで終わりにする。


この町の名は良く知れている。旧市街を見物してからグルージオンズに向かうことにする。
旧市庁舎の塔


ドウギ通りのネプチューンの噴水


この辺りは車が少なく道は分かりやすい。
グルージオンズの町に入る。ここもビスワ川沿いで雪解け水で水かさはかなり危ない。

カメラを構えると注意しに来る市民がいる。皆こっちを見ている。以前の名残かな? 素早く切り上げる。


3 時前にトルニに着くが雨で写せる状態ではない。宿を探すが見つからない。
小一時間程かかって 10 Km ほど離れた工場街にモーテルを見つける。選んではいられない。
ここの “ 最高級 ” の部屋と言うことでツイン以外に別にシングルがある。 150 zt

今日の宿  トルニ モーテル 4800円 二人




宿を探している時に住宅街にバーガーキングを見つけていたので約 3 Km を往復する。
テイクアウェー(テイクアウト)するが二人分いろいろで約 700 円とかなり安い。

今日のレンタカー走行距離  302 Km



1999年3月2日 (火)

ポーランドに入って以来、日本人はおろか東洋人に一人も会っていない。我々はここでは特殊な存在だ。

天気は優れないがトルニの旧市街を探索する。トラムは旧市街を 3 方向取り囲んで走る。1 方向はビスワ川だ。


コペルニクスの像が有る。こんな所で地球が動いたんだなーーー




学生の多い町だ。歴史的建造物が多い。町のど真ん中にわら屋根の民族博物館が有ったりする。
トラムより観光に時間を取ってしまった。

ポズナニに行く途中にビドゴシチがありトラムが走っているようだ。
予定が遅れたので走りながらトラムが来たら停めて写す、と言った具合で殆ど余分な時間を使わずに済ます。


町を出るとすぐに畑か牧草地で至る所、水浸しだ。春、陸地が湿地になるのはポーランドの風物詩だ。
道路に水が来ている所もある。要注意!

注意と言えば事故をちょくちょく見る。かなり危ない感じだ。
ポーランドフィアット 650 が多くこれがチョコチョコ危ない。

ポズナニはかなりの大都市でなおかつ観光地だ。宿が続けて 2 つ満員だ。
泊まれなくては大変だ。旧市街中心のガイドブックに載っている三つ星ホテル、レッヒに行く。 350 zt

今日の宿  ポズナニ ホテルレッヒ 11200円 二人朝食付 


ポーランドで朝食付き 1 万円以上は考えていなかったが今まで安かった分と相殺だ。
トラム撮影にはもってこいのロケーションなので一気に枚数を増やす。フィルムが消費されるけど。


夕食はピザハット、二人まとめて 1000 円なりーーー

今日のレンタカー走行距離  198 Km



1999年3月3日 (水)

昨日は昼間晴れて昨夜降った。今朝はからりと晴れ渡る。良いペースになってきた。
朝晩の零下は相変わらずだ。
昨日の午後 2 時から今朝 9 時までの駐車料金が 3000 円で仰天する。ポーランドにあるまじきーーー

今後 P に気をつけるとしたらワルシャワとクラクフかな?

ブロツワフに向かうが道が通れない程の重大事故で回り道を案内される。ゾロゾロならんで進むが
回り道で今度はトラックが脇にズリ落ちて道をふさぐ。しばらく経ってさらに回り道を並んで進む。
約 1 時間ロスをする。 晴れていて良かったねーーー

ブロツワフに 12 時に着く。シチェチンで最下流を見たオドラ川の上流部分だ。

他のポーランドの大部分はビスワ川の流域だ。 川沿いの駐車場に入れる。


広場の雰囲気が西欧風だ。洗練されていて今までの町とは全く異なる。好ましい。
   



トラムも他では見ないタイプだ。後で調べなくてはならない。






3 時間充分楽しんでウッジに向かう。
ウッジの手前 30 Km 程の所に手頃なモーテルを見つける。
戸が開かないので帰ろうとすると中から開いてこちらを見ている。泊りたい、と言う。OK---
ボトルの水 2 本付き。部屋も上々。 はっきり言って昨日の 11200 円と変らない。

今日の宿  ウッジ郊外 モーテル 2720円 二人


宿の窓の外は今だけの “ みずうみ ”  ポーランドの風物詩


夕食を頂きに下の食堂に行く。ステーキが付いた盛り合わせが 1 人 400 円!!
調理場のドアの隙間からオバサンが 3 人様子を窺っている。日本人は初めてだもんな!

今日のレンタカー走行距離  380 Km



1999年3月4日 (木)

朝ガソリンスタンドに付随してマクドナルドがあったので入る。マネージャーが英語を話すので驚く。
はっきり言って日本ではマックは年に数回だ。こちらでは有ったら入る。理由はトイレが有るからに他ならない。

ここのトラムは周辺の町まで延びてかなり大規模だ。今回は当然中心部だけだが、これが結構広い。
開設 100 年の表示

トラム開設 100 年記念車を走って追いかける。カアサンは物陰に隠れる。



大聖堂

突然目の前で事故だ! 片方は例のトラバントで信じられないほどバラバラだ。助からないと思う。
昨年までの 1000 cc クラスから オペルアストラに変えて本当に良かった!

気を取り直してワルシャワに向かう。空は晴れて道端のリンゴ売りがのどかさを倍増する。
ドイツ同様、一般道は 100 キロだ。抜くときは 130 キロだ!


すんなり「首都」に入って旧市街下の川沿いの駐車場に入れる。勿論見つけるのに少々手間取る。
駐車場からは旧市街を囲む城壁に沿って入口に進む。




出ると違法駐車にものすごくゴツイ金属の金具?がはめられている。アレをやられたら終わりだなーーー




旧市街広場の案内所でトラム路線図が手に入った。無論ここもこの周辺のみ写す。

無名戦士の墓の衛兵の交代


トラムは広範囲なので旧市街から中央駅付近までの範囲を押さえる。




ベルリンだけではないんだな、ソニーはーーー


途中までウッジに戻るようなかたちで 8 号線、1 号線と乗り継いでチェンストホヴァに向かう。
朝 1 ℃ だったが今、何と 15 ℃ と今回最高だ。本来は零下もあっていい季節だが、ツイているーーー

1 号線は主要路線の様で混む程ではないが車は多い。
「お姉さん」が点々と道路に立っているようになる。カアサンが素早く実態を見抜く。
お幾らでいかがですか? だ! 相場を知りたいが止めておく。

暗くなる直前クルスチナ村という所でホテルクルスチナを見つける。チェンストホヴァの 20 Km 手前だ。
骨格は古いが本格西洋風改装して新しい。 155 zt、で決定。 総合的に見て今回最高!

今日の宿  クルスチナ ホテルクルスチナ 4950円 二人朝食付 




ローソクのともるテーブルでポーランド料理のセット、盛り合わせサラダ、カプチーノで一人 900 円!


今日のレンタカー走行距離  355 Km



1999年3月5日 (金)

朝食が豪華すぎて、と言うか多すぎて半分は残してしまう。いわゆるバイキングではない。
飛行機も宿の「備品」


今日もカラッと晴れて爽やかだがいきなり昨日に続き四重衝突に出くわす。詳細は分からない。
気にしないようにしてチェンストホヴァに向かう。すぐに着いてすぐに写す。



このあたり風景が同じで車両が広告まで同じだから帰って都市の区別がつかなくなるのでは、との不安が出る。
ガイドブックにも載っているマドンナ像で有名なヤスナグラ僧院に行く。
入り口に大きなローマ法王ヨハネ・パウロ二世の像がある。
最も驚いた、と言うより感銘を受けたのは内容より祈りを捧げている人の多さだ。椅子を埋め尽くす程だ。
  

余韻を残したままカトビツェに向かう。僅か 70 Km だが全く異質な町だ。
宗教都市と工業都市の差だ。カトビツェはトラムのみ 1 時間程で終わる。

クラクフに向かうが今日見る二回目、昨日からでは三度目の事故だ。ササッと通り過ぎる。
クラクフには外環道路があって大きなモーテルがある。ポズナニの事もあるので早く決める。
それでも 2 軒目で OK だ。

今日の宿  クラクフ モーテルクラーク 7700円 二人朝食付 


目の前に停める合理的な設計


巨大スーパーが目の前なので行くが、写真入り会員証がないと入れない!! これにはビックリ!
周りにあるテナントで間に合わす。「お米のご飯」、サラダ、フルーツ、マクドナルドのコーヒーで計二人分 800 円。

今日のレンタカー走行距離  192 Km



1999年3月6日 (土)

朝食のコーヒーが久しぶりでとても美味しい。今日もまたハムをいっぱい残す。

今日初めてガソリン代をチェックする。38.8リッターで 74.2 zt だから 61 円だ。

交差点で止まると「窓ふき」がくる。ちょうど止まった時にパトカーが来て助かる。
世界遺産のクラクフの町だから観光に力を入れる。
観光案内所  ( i )




繊維会館(お土産街)


バベル城

黄金の屋根


ビスワ川


チャルトリスキ美術館(国立美術館)が良かった。160 円。 ダビンチ「白テンを抱く貴婦人」がある。


トラムも勿論写す。ドイツなどからお古を頂いたのが多いかなーーー  コレは違うけど




午後のひとときを 20 Km 先の「ヴィエリチカ岩塩坑」に費やす。


坑内大広間の「最後の晩餐」、無論すべては岩塩で出来ている。


今日の宿は昨日通りがかりに予約したカトビツェ郊外のモーテルで工事中で朝食なしだ。
部屋はリニューアル済みで快適!

今日のレンタカー走行距離  99 Km

今日の宿  カトビツェ郊外 モーテル 3800円 二人 




1999年3月7日 (日)

気温は朝でも 2 度と凍らないので有り難い。ポーランドとお別れだ。
カアサンはお金が余って困っている。スーパーでカーデガンを買って zt(何て読むかが分からない)をゼロにする。

チェコに入って 10 Km でオストラヴァでトラムだ。日曜で町には人がいない。トラムも少ない。
ATM で 2000 コルナ、約 8000 円を引き出してオロモウツに向かう。

細い道でも 100 キロだ!


次第に山がちになり雪になるが際どい所ですり抜ける。




オロモウツでは昨年泊って良かったペンション、ドーム前の「ドーム前」に泊る。

今日の宿  オロモウツ P ドーモ 5600円 二人朝食付 


今日のレンタカー走行距離  313 Km



3 月 8 日に進む

2 月 22 日に戻る