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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります






1998年6月28日 (日)

お目当ての「リンゴ酒電車」は1 時半からだ。車をホテルに置いて写しに出る。
レーマー広場、ツァイルなど観光もかねてトラムを押さえる。


フランクフルトマインのトラムのチケット


「リンゴ酒電車」は混むかもしれないので始発駅のボルンハイムミッテまで行き乗る。








かなり遠いがここまで来る観光客が 10 数人いる。始発からかなりの混雑だ。
4 マルクでリンゴ酒とおつまみが頂けて市内をぐるっと廻れるのだから安いことこの上ない。
ほぼ半周の中央駅で降りてフランクフルトを終わりにする。

今日中にリンダウまで行こうと思う。地図を見る。アウトバーンだけでも 3 通りのルートが有る。
ヴュルツブルク廻りにする。 測ると約 460 Km だ。

日曜日の田舎方面はすいている。さらにこちらでは週末はトラックがない。快適この上ない。

ただ落下物は日本より桁違いに多い。マフラーがアウトバーンに落ちているのには仰天する。注意が必要!

フォードフィエスタは 4 時間半かかり 7 時に着く。

リンダウは長さ 70 Km もあるボーデン湖の中の直径 1 Km 程の島だ。島全体が町と言うより都市だ。
一周するが日曜の夜は人がいない。
島の外の宿を探す。3 Km ほど湖岸を走って決める。

今日の宿  リンダウ H リンデンホフ 15060円 二人朝食付 

高いのはうっかり決めたから。一人7500 円の提示を二人分と勘違いする。
不本意にも最高値を更新する。
一人分を言ってくるのは初めてなので間違えても仕方がない。 2 泊頼んだのを減らすのも面倒だーーー

鉄道駅は島の最奥で突き当たり、言い換えれば湖の中寄り


本日のレンタカー走行距離 414 Km



1998年6月29日 (月)

高いホテルだから悪くはない。

今日はザンクトガレンに車を返しに行く。今ここはドイツ、オーストリアを通り抜けてスイスに行く。
車は一度も洗車をしないから汚れがひどいが傷はない。黒のボディは今は暑い。

私が返しに行き「かあさん」はリンダウ島の見物だ。
21 日間で 5429 Km 走っている。

ザンクトガレンの返却場所は先日、立寄って休業日だった契約の修理工場で来てるから即直行だ。

返して即、鉄道で帰る。
駅では 1 分差で EC(国際急行)に乗り遅れる。一般にキロ数が少ないと EC に乗れないがここは特別扱いだ。
「特別扱い」を逃してしまう。
つぎの「普通扱い」を待つ間、先日写したがトローゲン鉄道の路面部分を位置を変えて写す。
次のローカル列車はオーストリア領ブレゲンツで乗り換えなくてはならない。



リンダウ駅を降りたらで偶然「かあさん」と会う。 ホテルの同宿の人が数人スーパーの袋を持っている。
今日はホテルのレストランの休業日だそうで皆買い出しだ。高いホテルに長期滞在者がいるんだーーー

戻ってすぐにフィルム、ビデオを日本に送るために島にとって返しすぐ帰る。
バスのチケットは 1 時間有効で 1 往復半したことになる。この制度は日本には無いな。

今日の宿  リンダウ H リンデンホフ 15060円 二人朝食付 

本日のレンタカー走行距離 64 Km

レンタカー代金 116300 円 (一日当り 5540 円)  5429 Km







1998年6月30日 (火)

今日はオーストリアのブレゲンツに車を借りに行く。日本に帰る前日にウィーンで返す。

リンダウ → ブレゲンツ


ブレゲンツのハーツはガソリンスタンドが代理店だ。買い物かごを下げたオバサンがやってきて手続きをする。

車は同じフォードフィエスタだがーー  白だ!!!  「かあさん」が白だと良いねと言っていたーーー
なんたる偶然!!! こちらは日本と違い「白」は 10 台に 1 台ほどの割合だ。


出発!
まずアウクスブルクに現像を取りに行く。今回のフィルムは現地購入で現像代はタダだ。現像代込みの価格だ。
移動中は購入店に行けないから現像だけでも OK の有効な店を探さなければならない。

ニュルンベルクに着くと 5 時になる。まだまだトラムを写せるが、まず宿を探す。


駅前イビスホテルにサマーキャンペーンの幟が垂れている。行くと満員ですぐ近くの系列店を紹介してくれる。

今日の宿  ニュルンベルク ibis ニュルンベルク プレーラー 9460円 二人朝食付 

夕暮れの町に繰り出す。クロアチアの連中が車を連ねている。我々に有り難うと言っている!
ここで日本はすでに予選でクロアチアに負けたことを確認する。

城内職人街


本日のレンタカー走行距離 375 Km



1998年7月1日 (水)

フロントに冊子があってイビスホテルチェンが有ることを知る。ドイツ中にあってこれは便利だ。
452 軒の中からオンラインで予約してくれると言う。 早速ためす。
今夜のエアフルトを予約して貰って出発進行!!  朝から次の宿が決まっているのはもしかして初めて?

「かあさん」はおもちゃ博物館へ、私は交通博物館に行く。優雅だな!!

イエナに向かう。ドイツのアウトバーンに慣れてきた。
ラストスタツィオン(サービスエリア)で休む。レストランがメーベンピックなので「かあさん」はご機嫌だ。

今まさに完成したてのショッピングセンター ゲーテの地下駐車場に入れる。


イエナの町は工事をしてない所を探す方が難しい。隙を縫ってトラムを写す。


ビルの中庭が終点


二時間弱で済ませて車を出してエアフルトに出発!

途中ヴァイマールで BMW とトラバントの衝突事故を見る。BMW は少し凹んでいるがトラバントはバラバラだ。
多分助からないだろう。

エアフルトでは進入禁止のアンガー通りのトラム線上に入ってしまう。バトカーが来て違反キップと思ったが
親切にもイビスホテルまで案内してくれる。有り難う!

アンガー広場


今日の宿  エアフルト ibis エアフルト 10090円 二人朝食 P 付 

部屋でノルトゼーの魚の酢漬けサンドとワイン(大瓶 150 円)で乾杯!

本日のレンタカー走行距離 317 Km



1998年7月2日 (木)

ここでもまた今夜の ibis ライプツィッヒ エストを予約して貰う。時期的に探すのが面倒になってきた。

エアフルト中央駅前


大聖堂


アンガー広場


観光用


知らなかったのが不思議なくらい良い町


北へ 70 Km、ノルトハウゼンに向かう。畑、畑、また畑だ。木は「西」より少ない感じがする。
道端の苺売りが点々と繋がる。この辺りは産地かな? 苺はドイツ語でエルトビーアで間違えない。


ノルトハウゼン駅前の駐車場はゲートが自動で開いて精算機もある。駐車は殆ど無い。

写し始めると町中の注目の的だ。ドイツでは今まで無かったことだが「田舎」なんだな!


以前にハルツ狭軌鉄道の蒸気機関車を写しに来ている。あまり変化のない町だ。


ハレに行く途中にザンガーハウゼンと言う町があり、「ヨーロッパバラ園」とあるので寄る。5 マルク。
広さは充分、本数も多い。10 年後は素晴らしいのではないか。つまり今は発展途上!


途中アウトバーンが工事中、あるいは新設中で旧道にぎっしりの車だが 7 時前にハレにつく。
道路上の P(駐車場)は 6 時から無料だ。

ハレの町も大工事で中心街のトラムの線路をはがしている。片側ずつ取り替えて、つまり単線運転かな?


ヘンデルの像が広場の中央にある




8 時を過ぎて薄暗くなってきたのでライプツィッヒに向かう。

2 軒ある ibis の安い方 79.9 マルクは町から遠いがアウトバーンから 1 分で好都合の上、建物は出来たてだ。

今日の宿  ライプツィヒ ibis ライプツィヒ西 9650円 二人朝食付 

本日のレンタカー走行距離 187 Km



1998年7月3日 (金)

イビスホテルの朝食はどこも同じと分かった。
今日も次のイビスホテルを頼むがドレスデンが満員で他に適当なのが無い。今日は自分で探すことにする。

ライプツィッヒの中心に進むが石畳の振動が車にはけっこうスゴイ。初めて経験する。
この町も大工事でもう驚かない。オペラハウス前が掘り起こしてるので遠くからトラムとまとめる。

オペラハウス


中央駅前

ここは 4 線になっている


ライプツィヒのトラムのチケット


ここの路線網は大規模だから将来必ず来るだろう。ゲーテ通りで切り上げる。

ドレスデンへはアウトバーンだが一般道に出るとドレスデンも石畳だ。いきなり中心エルベ川に出る。
川沿いの駐車場は発券機方式で 1 時間のみだ。厳しいが頑張る以外にない。


至近のゼンパー劇場前とその付近、エルベ川の橋などを押さる。


駐車に券売機に走り一時間の追加のコインを入れてトラムに戻る。

「かあさん」はビデオを撮りながらツビンガー宮殿付近まで押さえる。

ゼンパー劇場


車を出してさらに東へーーー バウツェンまでは一般道を行く。
麦の穂が波打っているのがずっと続いて気持ちが良い。石畳が減ったのも良い。

アウトバーンに乗り換えてゲルリッツに着く。目の前がポーランドという “ 最果て ” だが前に来ている。
駅前の宿一覧掲示板から Tel で 4 軒目で OK となる。

今日の宿  ゲルリッツ P シュラーグルント 8900円 二人朝食付 

高級住宅街の元高級官僚宅といった感じ。
夕食が二人で堂々 41 マルク、約 3200 円を屋敷の庭園を見ながら頂く。

本日のレンタカー走行距離 238 Km



1998年7月4日 (土)

宿の駐車場の車で一番安っぽいのは我々のだなーーー

ゲルリッツの町は以前来たとき大工事で今は「西」と見まごうバーンホフシュトラーセ(駅前通)だ。

駅前通り

トラムが真ん中を走っているからご機嫌だ。1km程で繁華街が終わる。
坂を下ってナイセ川に出てみる。有名なオーデルナイセ線だ。目の前がポーランドだ。あちらの生活が見える。

ナイセ川越しにポーランド


市庁舎


国境に沿って北上してコトブスに向かう。
敷石の上に舗装することが分かった。舗装道路の下には敷石が詰まっている。
この道は森が深い。森で道がトンネル状になっている。ちょっと馴染まないが悪くは無い。

コトブスは地下駐車場に入れるが階段を上がるとそこはホテルだ。トイレを使う。
「かあさん」の評価は AAA だ。カアサンはすでにトイレ博士だ。

出来たてのアーケードは素晴らしいがテナントが入っていない。そのせいか歩行者がいない。土曜日だけどーーー


トラムはちゃんと来る。でも土日は少なく記されている。




コトブスのトラムのチケット


車に戻ってベルリンに向かう。乗ったらまたまた豪雨だ。不思議だが特に考えない。
アウトバーンにする。アウトバーンが有るところは一般道の敷石カバーが後回しというのがうすうす分かった。
ベルリン郊外を通過中アウトバーンから ibis ホテルの看板がみえた。
ポツダム出口で停めて ibis ハンドブックから確認する。ベルリン 4 軒の内そこ 1 軒だけが安い。84 マルク。





トラムを押さえてから先ほどチェックした ibis に電話する。決める。

簡単に着く。ライプツィッヒと同じで郊外の商工業団地に併設されたものだ。当然アウトバーン至近だ。
ベルリンブランデンブルクパークと名付けられているが「ベルリン」ではない。
ライプツィッヒ同様ほぼ満員だ。

今日の宿  ベルリン郊外 ibis ベルリンブランデンブルクパーク 11600円 二人夕朝食付 

イビスホテルで初めて夕食を取る。料金 3 段階で決める、と言うのが合理的というか、安易というか。
内容ではなく金額で決める方式が我々貧乏人に合う。ビールを頂く。キリンラガー風で美味しい。

本日のレンタカー走行距離 301 Km



1998年7月5日 (日)

ドイツがクロアチアに負けた、とスポーツ欄。 外では気をつけた方がいいかな?

朝食が例によって豪華だ。欠点と言えば野菜が少ない。カアサンの好きな種類のヨーグルトがある。
私はドイツ特有の黒いずっしり重いパン、多分ライ麦パンがお気に入りでそればかり頂く。

もう 1 泊お願いする。

「ベルリン」に行く。アウトバーンだと西回りならポツダム、東回りならシェーネフェルトまで行かなくてはならない。
真北に向かう一般道にする。 敷石道だ!!!。 25 Km 臀部マッサージをする。

ベルリンこそ大工事見本市だ!!! 日曜で車が少ないことも有りアッと言う間にテレビ塔を過ぎてしまう。
そのつもりでは無かったが走りながらマリエン教会、大聖堂、フンボルト大学などの外観を見せて頂く。


戻ってフリートリッヒシュトラーセのビルの地下に入れる。と言っても工事中の建物だ。

大工事中のフリートリッヒシュトラーセ駅


ベルリンのトラムのチケット


一日券を買って動物園駅に S バーンで行き路線図を手に入れる。
こちらの一日券は鉄道、地下鉄、トラム、バスなど一枚で乗れる。これが便利だ。
オイローパセンター、クーダムを押さえてフリートリッヒシュトラーセに戻り 1.5 マルクの「全自動トイレ」を使う。

ブランデンブルク門を押さえてからトラムだ。トラムは旧東側にある。
時間もあるし 2 個所ほど終点近くまで行った見る。
グローサーミューゲル湖まで行きたかったが日曜は周辺に行くほど乗り継ぎが悪い。諦める。

ブランデンブルク門




カイザーヴィルヘルム教会


さすがにベルリンだなーーーー

今日の宿  ibis ベルリンブランデンブルクパーク(二泊目) 11600円 二人夕朝食付 

本日のレンタカー走行距離 85 Km


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