1998年6月20日 (土)
ペンション ゾンホフの朝
手作りジャムが 6 瓶も並ぶ豪華な朝食をテラスで頂く。こういう所で一週間も滞在するのが本当の旅だと思う。
せめてもう一泊と思う気持ちを振り切って出発する。
ずいぶん働いたと思うが例えば今回の計画では 50 個所以上有ると考えられるドイツは 40 個所が目標だが
まだフライブルクたった一個所だ。遊んではいられない。
次の路面電車都市はインスブルックだ。せっかくザルツカンマーグートの奥まで来たので山道を縫って行きたい。
フシュル湖、ビーシュタール湖と山道を抜け、ハラインからザンクトヨハンとザルツアッハ川岸に出て
ツェラー湖に 12 時に着く。町と反対側に廻って小休止する。
湖に雪を頂くキッツシュタインホルンが湖に姿を映す。
ザルツアッハ川をとことん遡りゲルロス峠を登る。峠道は有料だ。ヘアピンカーブの連続でマア楽しい。
峠を越えるとそこはチロルだ。ツィラタール鉄道が通る観光地だ。
素通りで申し訳無いがインスブルックに直行する。
インスブルックでは 4 年前に泊まったペンションにまず行く。奥さんが覚えていたので感激だ。
今日の宿 | インスブルック P ノイハウザー(二回目=4年前) | 8000円 二人朝食付 |
荷物を置いて写しに出る。こじんまりとした町で路線も短い。ただ郊外に延びている線が有りこれが結構長い。
郊外まで、やるかやらないかーーー 今回は止める。
トラムの最後尾
インスブルックのトラムのチケット
市内観光にも精を出す。ど真ん中の通りのテーブルでスパゲッティ、コーヒーにするがイマイチだった。
気を取り直して要所を押さえてケーブルカーでハーフェレカールに向かうがケーブルがタダだ。
最終はタダだ。登りが最終なら下りも最終なのがケーブルだ。下りは徒歩だ!!
乗り継ぎのフンガーブルクまででハーフェレカールへは当然行かれない。
フンガーブルクから町を見下ろす
フンガーブルクには観光客がいっぱいいて驚くがバスが有るんだ。
カフェで 2 人ともコーラを頼む。500 cc が来るが軽く飲めてしまう。普段はコーラは飲まない。
バスは止めて山道を下る。最後に渡るイン川の橋が屋根付きの橋で良い感じーーー
インスブルックのインスブルック(イン川の橋)
本日のレンタカー走行距離 267 Km
1998年6月21日 (日)
東欧パスが今日で切れる。2 日分残しているが使いようがない。捨てる。
ザルツブルク観光で一日分使って往復しても良いのだが “ 仕事 ” 優先だ。
アウトバーンではなくミッテンバルト廻りの山道でミュンヘンに向かう。
ミッテンバルトからはさらに右折の細道で北上してヴァルヘン湖、コッヘル湖、スタンベルガー湖と
風景を楽しみながら進むともうミュンヘンで休日ガラ空きの市内を通りあっという間にど真ん中、
カールスプラッツの地下駐車場に着いてしまう。
ミュンヘンは休日でもトラムの本数が減らないようだ。観光客が多いせいだと思う。
ミュンヘンでも最後尾、見方によっては特等席
観光電車
カアサンとカメラ、ビデオを分担して 3 時に終わらせてアウクスブルクに向かう。1 時間だ。
終点近くの無料駐車場に停めて町中に向かって 3 Km 走ってきたトラムを写しながら歩く。
こちらの中心広場はケーニッヒスプラッツだ。
中央駅前
ここにも観光トラム
ここまでで終わりにしてトラムで車に戻り、約 100 Km 先のノイシュバンシュタイン城に向かう。
このコースは 16 年前に通っている。借りた車種は何だったっけかなーーー
城下の村ホーエンシュバンガウの城の至近に宿を取る。
今日の宿 | (ノイシュバンシュタイン下) P アルプレヒト | 6900円 二人朝食付 |
ペンションアルプレヒト 絶対にお奨め!!!
宿の窓から
すぐ目の前(目の上)にお城が望めるこの町最高の立地でリッチ!!!
本日のレンタカー走行距離 355 Km
1998年6月22日 (月)
お城の中を見ないわけにはいかない。驚くほどの日本人だ。普段どこにいるのか不思議だ。
入り口には数百人が待っている。言語別に 50 人程度ずつ順に入場する。マアマアと言った感じだ。
次のリンダホフ城に行く際、母娘 2 人づれを初めて同乗させる。この車は 4 人ではきつい。
このコースは約 20 Km オーストリアを通過する。
16 年前は検問が有ったが今は建物も見当たらない。道も新しく全く面影が無いがプラン湖を過ぎると以前のままだ。
城はルートヴィッヒⅡ世の趣味と思うが金ピカが多い。
前回は外の女神などが灰色の氷結防止剤をさっき塗ったと言う最悪の時に行ってしまった。
今回はカンカン照りで眩しくて見続けられない。
忙しいがオーバーアマルガウ、ヴィースの教会と進む。
ヴィースの教会は前回と比べてビックリするほどの変化だ。
前回はおよそ何も無く入り口に「ここは教会で有る、美術館では無い」と大書してあった。
今は駐車場、土産物店、交通整理と人を呼んでいる。
アウクスブルクに戻り今日は平日なので ( i ) が開いているので地図と路線図を貰い昨日の残りに挑戦する。
たまった現像を出す。ここは先行き必ず通るから心配ない。
ロマンチック街道の名所を “ 豪快 ” にスキップしてローテンブルクに泊まる。
今日の宿 | ローテンブルク H ポスト | 8400円 二人朝食付 |
広場の旧市庁舎前のからくり時計が夜 10 時からなので見に行く。ほぼ半分が日本人だ。
本日のレンタカー走行距離 358 Km
1998年6月23日 (火)
久しぶりに朝食の品数が取りきれない程になる。これからはドイツが続くので楽しみだ。
クレグリンゲンに向かう。ここからは極端にロマンチック街道が狭くなる。アウトバーンが並行するからだ。
勿論狭い方を行くが何と制限が 100 キロのままだ。これはスリルがある。無事に着くかな? 着く。
ここは道幅が広い方ーーー
透かし彫りのマリア像が有名なヘルゴット教会に行く。いわれの説明を聞くと時間が掛かる。聞くのを止める。
次ーーーー バイカースハイムの城の庭園でここはかなり見応えが有る。
どちらも日本人が全くいない。ローテンブルクの日本人は多分バスでアウトバーンだ。
ヴュルツブルクでは路上駐車帯に停める。こちらでは縦列駐車が出来ないと生きていけない。
ここの弁当箱形のトラムは他では見ない。 多分独自設計と思う。写し甲斐がある。
2 時間の予定が済まないので駐車の針(説明省略)を直しに行く。
マリエンベルク要塞
アルテマイン橋
ヴュルツブルクのトラムのチケット
ここからハイデルベルクに直行するアウトバーンがないが一般道がとても良いので問題ない。
今日の泊まりのハイデルベルクの予約案内板は良く出来ている。
大きな看板の地図にホテル名に写真と料金が書かれていて番号があり、好みのホテルの番号ボタンを押すと
電話がかかりスピーカーで相手の声が聞こえる。案内板に向かって話す。予約完了!!
今日の宿 | ハイデルベルク郊外 H ヒルシェベルク | 7950円 二人朝食付 |
本日のレンタカー走行距離 345 Km
1998年6月24日 (水)
宿はヴァインハイムとを結ぶトラムの郊外線の真ん前だ。車を置いてトラムでハイデルベルク見物に出かける。
ここは市内券はダメだ。
昨日の「予約板」前の ( i ) が開いているので地図とパンフレットを貰う。
「学生王子」の町だし見所が多い。トラムはネッカー川で古城をバックが絵になる。
デパートのすけすけエレベーターからのトラムが良い。乗りっぱなしで上下して写す。
城跡をバックに
ハイデルベルクのトラムのチケット
ネッカー川
さらにマンハイムに行くがこの間は専用線でトラムが 80 キロ以上でぶっ飛ばす。
前で見てると京浜急行に乗っている感じだ。
マンハイムは今はやりの継ぎ目が 6 個所もある連接の車両だ。カーブの所が見せ場なので探す。
満喫して宿に戻る。日本では普通だがこちらでは初めて見るビールの自販機、買わなくては悪い。
今日の宿 | ハイデルベルク郊外 H ヒルシェベルク(二泊目) | 7950円 二人朝食付 |
1998年6月25日 (木)
朝から夏の陽気は今日が初めてだ。ダルムシュタットに向かい手近の駐車場に入れる。
入れてから気づくが劇場の駐車場だった。劇場だから一律だ。8 マルクで一日も一時間も同じだ!!
ルイゼンプラッツにトラムが集まり多方向からカメラを向けル事が出来て変化がある。
ここは乗らないで近場のポイントで写す。それでもかなりの枚数を消費する。
ダルムシュタットのトラムのチケット
3 時間の滞在でフランクフルトに向かう。日曜日に週末運行の名物「リンゴ酒電車」を写す予定なので
通りがかりだからポイントを押さえるために主だった所を廻る。
フランクフルト中央駅前
前に写しているので 1 時間ほどで次の目的地マインツに行く。
マインツ
ここも町中の坂道ガントレットを押さえたら後は広場で少々写し雨も強くなったので出発する。
今日も端から片付けている感じだ。ビンゲンまでライン川左岸を進み、渡し船で対岸リューデスハイムに行く。
渡し船(フェリー)
左岸の道がメインだが右岸はまだ走っていない。車も少ない。右岸でライン下りだ。
この区間はラインで一番風光明媚な所だ。鉄道と道路が両側に、それと船でも「鑑賞」可能だ。
ボンで泊まる。首都で飛び込みだ。駅前だ。当然高い。 最高値更新!
今日の宿 | ボン H アイクナー | 13210円 二人朝食付 |
究極の一方通行、進入禁止、回り道で看板が見えたのに 30 分掛かる。 他の宿でも良かったなーーー
駅前で数枚写す。
夜は窓の外がワールドカップの放送と騒ぎで眠れない!!
本日のレンタカー走行距離 321 Km
1998年6月26日 (金)
ボンも近隣の町とかなり長い路線が繋がっている。ケルンとも繋がっている。
今日はボン町中だけにする。
ベートーベン
ボンのライン川
どんどん進むのは今回、最初に数をこなさないと後のやる気に関わるのでは、と言う基本方針のためだ。
ベートーベンの家だけは押さえてケルンに向かう。
ケルンはメッセの駐車場に入れて写し始める。
行事の無いときはメッセの駐車場はタダだ。 川向こうに大聖堂を中心に町が望める。
背景に事欠かない
橋を渡って大聖堂を下から見上げる。この辺りはトラムは地下だ。大聖堂の中はこの次にする。
デュッセルドルフに向かう。ここは ( i ) で予約を取って貰う。
今日の宿 | デュッセルドルフ H シュタットミュンヘン | 12150円 二人朝食付 |
夕暮れの町に写しに出る。ハインリッヒハイネアレー(通り)は最高の被写体だ。町、トラム、人!
突然の豪雨になる。ほうほうの体で逃げ帰る。
本日のレンタカー走行距離 72 Km
1998年6月27日 (土)
美味しい朝食が続く
デュッセルドルフのトラムも近隣数都市を結んでいるがボン同様周辺は省略する。
美味しい朝食を頂いたら即出発、今日は特殊な部類としてブッパータールの懸垂形モノレールと
マールブルクの町中エレベーターを押さえる。
が最初のブッパータールでは土日が運休だ!! マールブルクに移動! 丘陵越えで結構楽しい。
地図はユーロアトラスで見やすい。特にドイツは標識と地図が合致していて間違えが無い。
カアサンがナビゲーターでこのところ格段の上達だ。
ずっと使ってボロボロ
マールブルクに着く。ハーフティンバー(木組みの家)の極めつけの町だ。フィルムがイッパイあればなーーー
エレベーターは新しくなって面白みがなくなった。
マールブルク全景
広場のからくり時計を見てからフランクフルトに出発する。
フランクフルトでも ( i ) で宿を取る。
今日の宿 | フランクフルトマイン H アタッシュ | 10140円 二人朝食付 |
ここもまた僅か 500 m に標識でぐるぐる廻されて 30 分掛かる。大都市は面倒だなーーー
本日のレンタカー走行距離 356 Km
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