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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります






1998年5月19日 (火)

トリエステは以前に 2 人とも来ているのでトラムに専念出来る。マアどこでも “ 専念 ” しちゃってるかもーー

前回はウィーンから夜行で着いた。今回もローマから夜行で着いた。朝着いて駅のバールでエスプレッソだ。

ここのトラムは世界にここだけのシステムを持っている。
口で説明は難しいが急坂部分を特製ケーブルカーで押し上げて貰う。急坂以外の所では自走する。
見なければ実体は分からないと思う。



職員もここにしか無いのを知っているようだ。終点までの一本線だ。すべて押さえる。

トリエステのトラムのチケット

途中から見るアドリア海に面した港町が美しい。前回良かったミラマーレ。今回は列車の窓から遠望のみ。


素晴らしい町だが長居は出来ない。12 時の IR (地域間急行)でヴェネツィアに向かう。
ヴェネツィアでは「トラム以外の都市交通」部門用に水上バスを写す。




リアルト橋




観光は次回(有れば)に譲ってヴェローナに向かう。
5 時直前に駅前 ( i ) に間に合い中心部のペンション を紹介して貰う。綺麗な “ ホテル ” だ。

今日の宿  ヴェローナ P カトウナ 6600円 二人 

アレーナ(外だけ)とジュリエットのバルコニーなど要所を 3 時間ほどで押さえる。


イタリア本場のジェラートなるものを初めて頂く。かなり美味しい。



1998年5月20日 (水)

石畳の美しい町だ。前回の時は隣町パドヴァに泊まったがどちらも石畳は自然石だ。この辺りの特徴かな?
路地のミニバスを「その他の都市交通」として押さえる。


ヴェローナのバスのチケット


今回ウィーンに戻るまでに残すトラムはミラノとトリノだ。ウィーン行飛行機はミラノからだからトリノが先だ。
トリノ行は 9 時 26 分を逃すと 15 時 26 分までない。血相変えて駅に急ぐ。

トリノに着く。 トリノポルタノーヴァ駅


列車から降りると今までにない猛烈な暑さだ!! ジェラートだ。癖になるかな?
カステロ広場にマクドナルドがあるので入る。マクドナルドにはトイレが必ずある事が分かったので “ 安心 ”

「エアコン」から出ると暑さがさらに強く感じる。ところで幸い今日はまだ宿を決めていない。
ユーレールパスがあるのでアルプスの麓アオスタに行こう。100 Km はあると思うが乗れば一本だ。
決めたらやる気が出て一本写して(フイルムの手持ちを考慮)ローカル線に飛び乗る。
ユーレールパスは有り難い!!

トリノのトラム


トリノのトラムのチケット





トリノを出て列車はかなりの登りだ。名前が分からないが車窓からのアルプスが美しい。
アオスタ駅の ( i ) は 6 時過ぎなので閉まってる。広場でカアサンが荷物番をして私が探す。
右に行くか、左に行くかーーー  勘が当たってすぐに見つかる。
 
今日の宿  アオスタ H ベルエポック 6600円 二人


ベッドからアルプスが見える好環境!

さらに宿がピザ屋だ!



1998年5月21日 (木)

宿の機械が壊れてカード支払いが出来ない、との事で広場の銀行に行く。ついでに余分におろしておく。
シティバンクのワールドキャッシュからだ。

トリノではミラノ行の 1 時間足らずの間に少しだが写す。

今夜 19 時 10 分にミラノリナーテ空港発ウィーン行ラウダエアに乗らなくてはならない。

ミラノでは知人の女性と会う。ミラノはいずれまた来るので、そしてフイルム制限があるので
要所だけであまり写さない。【 追記、デジタルの今では考えられない 】

ここでは木造の旧型車を主に写す。風景によく似合う。

ミラノのトラム


ミラノのトラムのチケット
  

外せない「最後の晩餐」


外せないミラノ中央駅


ミラノリナーテ空港ではウィーン行は 2 時間遅れになっている。「かあさん」はとても不安がるが
ついこの間、大連で数日足止めを食らった私は殆ど気にならない。機内食がチャンと出るかが不安だ。

ウィーン空港では鉄道はもう無い。
空港バスでミッテに行き、ミッテからは S バーンに乗り換えて北駅からは走って宿にたどり着く。

今日の宿  ウイーン H プラターシュテルン(間がとんで三泊目) 6750円 二人



1998年5月22日 (金)

慌ただしいがウィーン西駅からブダペストに出かけることにする。
前回はハンガリーはビザが必要だった。最近不要になったようだ。
乗る前に駅南側マリアヒルファー通りの写真屋に現像を出す。ちょっと心配ーーー 少し荷物のガサが減る。

ジュース、サンドイッチを買い込み EC(国際急行)アバラ、ベオグラード行きに乗る。
今まで使ったユーレールパス以外に「東欧パス」も日本で買ってきた。こちらでは買えない。
一ヶ月の間に 10 日使えるタイプで今日初めて使う。


EC アバラ
 列車の脇腹に架けてある行き先札(サボ)

座席に置いてある無料のこの列車の時刻表


ウィーン、ブダペスト間は一昨年、私だけ前に乗っている。
あまり変化がない景色の中を快走してブダペストケレティ駅に着く。大ザックを駅に預けて歩き出す。
フイルムが限られるので慎重にトラムを写しながらドナウ河畔まで進む。

トラムとドナウ川




国会議事堂とドナウ川


最初から予定していたモーリッツ広場で重点的に写す。写しながらデーリ駅の方向に行き
チェックしていた宿を見つける。ホテルと思ったがユースホステルと書いてある。
中を見せて貰う。4 人室を我々 2 人で使って良いと言う。決める。

今日の宿  ブダペスト YH エクスプレス 4150円 二人朝食付 

最近出来た巨大ショッピングモール「ドナプラザ」に行ってみる。ブダペストでは画期的な「お店」だ。
カフェテリア方式の中華を頂く。安さにびっくり!!

駅から荷物を取り出して戻る。



1998年5月23日 (土)

今夜もう一泊頼む。土曜で不安だったが OK だ。
食堂の「おばさん」とお話をする。日本人は初めてのようだ。何とか言っていることが分かる。かな?

英雄広場


セゲトに行くためにブダペストニュガティ駅に行く。主要 3 駅があり行き先で異なる。
宿の前からトラムでモスクワ広場に行き乗り換える。モスクワ広場も絶好の被写体だ。が今は時間がない。
市内トラムチケットは昨日 3 日券を 1200 フォリント、約 800 円で買ってある。


トラムはニュガティ駅手前でドナウ川を渡る。ここの見晴らしが素晴らしい!


橋を渡るとニュガティ駅


ブダペストニュガティ駅から急行に乗る。IC の一ランク下だ。指定券が不要だ。一等だが綺麗とはいえない。
窓の外は単調だ。出発したオーストリアに比べて森が少ない。なんとなく到着してしまう。
駅のトイレがとても綺麗、50 フォリント 約 35 円

すぐ帰りの IC の指定券を買う。IC は指定券が無いと乗れない。約 200 円。

この町は中心街が駅から遠い。トラム一日券を買う。約 190 円。

一日券、“ 西側 ” は券売機だから手書きは貴重だ。


全体的に車両は古いがコカコーラの広告車があるのには驚いた。じゃマクドのお店もあるなーーー


ちょっと新しいのもある


広場は整備されている。今日は至る所結婚式だらけで馬車が練り歩いている。


一番立派な誓約教会と一番古い下町教会を押さえて帰途につく。

誓約教会


下町教会


戻ったブダペスト、ドナウに懸かるくさり橋の電飾が信じられないほどの夢見ごこち。


昼間のくさり橋


今日の宿  ブダペスト YH エクスプレス(二泊目) 4150円 二人朝食付 



1998年5月24日 (日)

さらにもう一泊頼む。食堂の「おばさん」たちは我々を待ち構えている感じだ。

今日は明確に午前はトラム、午後は観光だ。決める必要があるのか、と言えばある。
フィルムを計画的に使わないと際限がなくなるからだ。

丘の上のの王宮、 日本人がいた。あっちにも!  でもすべて団体だ。並んで歩いている。
“ 町の音楽家 ” が多い。どうもナワバリが有るようだ。


昼近くになり急遽デブレツェンのトラムを先に片付ける方が良いのではと考えつく。
もう一都市ミシュコルツにも行かなくてはならない。
当初は順に回る予定だったがここに荷物を置いてそれぞれ往復した方が楽だろう。パスで鉄道も OK だしーー
ニュガティ駅 13 時発に飛び乗る。

ブダペスト → デブレツェン IC チケット

デブレツェンは見るべきモノは殆どない町で、立派な大学が唯一見所と言えば見所だ。トラムは押さえる。

旧東欧タイプのデブレツェントラムのチケット




新型車は今のところ 2~3 輛と思う。


ブダペストに戻り昨日と同様くさり橋の電飾を見る。

今日の宿  ブダペスト YH エクスプレス(三泊目) 4150円 二人朝食付 



1998年5月25日 (月)

さらに 2 泊頼む。合計 5 泊かな? もう黙っていてもまずコーヒーが来る。
西欧と異なりユースホステルでもメニューでお給仕だ。

9 時半の IC でミシュコルツだ。
指定券

ミシュコルツの町のメインストリートはちょっとオシャレな感じで
真ん中をトラムが走っている。デブレツェンとは大きく異なる。


ミシュコルトのトラムのチケット




トラムの終点には壮大な城跡がある。
定休日だったが幸運にもコンサート準備で人がいて中に入れてくれる。

ティオーシュジュール城


時間があるので一昨年泊まった近郊山の中リラフレドに行く。泊まった「お城風」のホテルは今回は見るだけだ。

リラフレド行軽便鉄道


有名な鍾乳洞も時間が掛かるので止める。ところで信じられないほど寒い。
コーヒーで暖まろうとしたらエスプレッソサイズだ。暖まる大きさではない。
旅で風邪をひくと大ごとだ。帰りはバスで引き上げる。

戻ったブダペストではまだ 7 時前なので初日のドナプラザに行き同じ中華ビュッフェに行く。

今日の宿  ブダペスト YH エクスプレス(四泊目) 4150円 二人朝食付 



1998年5月26日 (火)

朝食堂では昨日一緒に食事をしたフランス女性とまた一緒になる。センテンドレに行くとのことで
我々も午後から行くことにする。 まずはチェコのビザ取得だ。【 追記・今は不要 】
途中地下鉄 1 号線で 6~8 人組のスリ団に囲まれる。どう対応して良いかが分からないが次の駅に着く。
気分は悪いが二人とも取れる所には入れていないから何も取られない。

チェコのビザ

チェコの大使館とユーゴスラビア大使館を間違えて時間を浪費したが手続きは 20 分で終わる。

明日ウィーンに戻るのに来る時と変えてバスにすることにしてバスセンターにチケットを買いに行く。
ブダペスト → ウィーン バスチケット 一人約 3000 円。


ここで「かあさん」の楽しみなホテルタベルナの喫茶ジョルナイでコーヒー&ケーキだ。

満足したのち、今朝思いついたセンテンドレに郊外電車で行く。
例によってお店と観光客の大群だ。日本人も見受ける。

センテンドレ行きチケット


センテンドレ


ここで今回の旅、失敗第一号をする。
ドナウ「川中島」に行く小舟が出る。島だから遊歩道、芝生、噴水と考える。15 円と安い。
着く。観光客はゼロ、カンカン照りで日陰がない。蚊の大群!!
一時間後の小舟まで「じっと我慢の子であった」わかんないか?

中の島!!!


ハンガリー最後の夕食はデイリ駅前のピザハット。私はこの旅初めてのアルコール、ビールを頂く。

今日の宿  ブダペスト YH エクスプレス(五泊目) 4150円 二人朝食付 



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