2004年5月6日 (木)
一片の雲もない上天気、でも寒い。逃げ込む感じで王宮に入る。3 ユーロ。
数百人の学生の団体が並んでいる。英語で話しかけてくる。向学心旺盛だ。
カアサンは年齢を聞かれて黙秘権を行使する。
我々の後ろにもドッと押し寄せる。ハエンの中学生だ。観光客はまだ寝てるのかな?
X 線検査のあと 30 ~ 40 人ほどのグループに分けられ間を置いて順に入場する。
一グループにガイドが付いて他に 2 人のガードマンが付く厳重さだ。
目もくらむような装飾の部屋の連続
出たあとは少し緑の森を散策しないと “ バランス ” がとれない!
昨日散歩した王宮の森を通り抜ける。
タホ川に浮かぶ船。 最下流がリスボンだから驚きだ!
のんびりしていたら 2 時になる。ラマンチャ地方の風車を見に行く。
アランフェスで得たパンフレットを見ると数ヶ所が遠くない範囲に散らばっている。
最初にパンフレット表紙の写真のカンポデクリプターナに向かう。1 時間だ。
幹線道路で毎日会う牛さん 左向きが表
着いたら即、宿を決める。 オスタルエゴス 48 ユーロ
ダブルじゃ疲れがとれないな、子供用のベッドが使えます、OK !
全体的にホテル並み
今日の宿 | カンポデクリプターナ オスタル エゴス | 7300 円 二人 |
風車は町から見上げる位置関係だ。殆ど人がいない。アランフェスの連中はどこに行ったんだ!
ここのは “ 遺跡 ” だ。オランダのように羽に帆布を張っていない。見た目はこちらの方が映える。
天気が良いので 30 Km 先のモタデセルボに行く。田舎の細道が楽しい。
よく働く我々のベンツ
ここは 6 基と少し少ない。手入れはされている。タイプが変らないのは仕方がない。
戻る途中にベンタデドンキホーテという町があり風車もどきがあり展示物もある。
「もどき」も作るとなるとかなり大事だろう
ここからはドンキホーテ街道(ルータデドンキホーテ)という見渡す限りのぶどう畑の広くない直線一本道だ!
10 Km 程を 110キロでぶっ飛ばす。すれ違った車は一台だけだ。
2004年5月7日 (金)
朝食時にテレビで近くのアルバセーテで列車と車の衝突事故が起きて数人の死者が出たと報じている。
朝食のトーストはバターではなくオリーブ油を塗って頂く。美味しい。
昨日来るときに直前のアルカサールデサンファンで風車を見かけたので戻る。
ここは丘の上で平らではない所に建っている。
4 基しかないようだ。
25 Km ほど南に進んでドンキホーテ生誕の地、アルガマシッラデアルバに行く。
小説の主人公の「生誕地」が観光地なんだから面白い!
ちゃんと居ました
ここにも「もどき」
周囲はいたってのどか、 ただし鉄道線路沿いは警備が物々しい。先日の爆破事件のせいだ!
野生のケシ
羊の放牧 町中でも「放牧」と言うのかなーーー
観光客は一人もいない。
さらに南に 30 Km ほどでスペインでここだけと言う形態のマヨール広場とパンフレットにあったので行く。
町並みもオシャレだがこれがメインではない
メインのマヨール広場
確かに初めて見る
観光客は結構いるが外国人は見かけない
昔の劇場と言うがいつの時代か分らない
日本の芝居小屋もこんな形ではなかったかーーー
現代も使用中の「芝居小屋」
特殊な形態で見応えがあった。さらにレース編みの本場のようで素晴らしいのがある。が、とても買えない!
あちこち見ながらかなり南に来てしまっている。ここは中都市シゥダーレアルの近くだ。
“ 新幹線 ” AVE がコルドバ、セビリア方面に走る。停車駅だ。
マドリッドからコルドバまでは旧線とは全く異なる何も無い「原野」を突っ走る。日本とは全く異なる。
頑張って北へ、風車の村コンスエグラまで戻る。最初のカンポデクリプターナより少し北だ。
田舎道の彼方に見えてくるのが良い
偶然か、カンポデクリプターナと同じ 11 基で 1 基が ( i ) なのも同じだ
ここは手入れが行き届いてない。
カンポデクリプターナに比べて観光地化されていない。見晴らしを含めてここが一番と思う。
すぐ近くがトレドだ。トレドは初めてだが日本を出る前から、と言うより前にスペインに来た時から
ガイドブックで詳しく知っている。来たことがあるような感じだ。
橋を渡って旧市街入口アルカサル脇に巨大駐車場が有るので入れる。
無論高いが 24 時間 13 ユーロ以上にならないのでこのまま入れっぱなしが良い。
巨大なアルカサル
宿探しだがその前に宿探しのための ( i ) 探しだ。ここでは飛び込みで探すのが難しい。
( i ) ではリストを渡してくれる。基本は自分でリストで位置、料金、内容を吟味する方式だ。
中心ソコドベル広場から 1 分ホテルセントロ(中心)に決定、 45 ユーロでリーズナブル。
宿は建物ごと、つまり他の部分も含めて大工事中で部屋だけ完成の特別ディスカウントだ。新しい寝室だ!!
今日の宿 | トレド オスタル セントル | 6100 円 二人 |
窓の下は繁華街 コルメシオ通りだ。
ソコドベル広場
カテドラル
先に外から眺めたカテドラル
ドンキホーテに見送られて町内探索に出る。 さすがにスペイン名うての観光地、どこも人だ。
町を横断してサンマルティン橋を渡って対岸から市街展望を試みる。
サンマルテン橋
右がアルカサールで駐車場が近く、中央が大聖堂
タホ川が町を取り囲む
旧市街に戻る
お土産屋の数が半端でない。マア見るのも楽しいから悪くはない。
テレビで今朝の事故をやっている。ヘリン駅で乗用車と衝突で死者 22 人だ。
タルゴがクシャクシャだ。機関車は何でもない。タルゴは華奢だな、とは思っていた。
2004年5月8日 (土)
今日もサンマルティン橋を渡って昨日目を付けておいたパラドール(国営ホテル)で朝のコーヒーだ。
泊まるのは大変だ。料金もさることながら個人では予約が殆ど取れない。
お食事だけなら貸し切り同然
カベサ礼拝堂に行きポスターと同じ絵を写して戻る。
マザパンなるお土産があるのでカアサンはかなりの量を買う。何個幾らではなくグラムいくらが面白い。
十分堪能して出ると午後だ。すでに予約したグアダラハラ ibis に向かう。
途中のチンチョンは昨日のアルマグロ同様マヨール広場がここしか無い独特と書いてあるので寄る。
途中に一昨日のアランフェスがあるが寄らないで 1 時間ほどで着く。
三階建てがアルマグロと同じだが構造は全く異なる。人の多さも異なる。
土曜日のせい、マドリッドに近いせい、かーーー
とてもコーヒーを頂ける隙間がない。他に移動ーーー
グアダラハラ、イビスはまだキャンペーン中で 42 ユーロだ。最後の宿はコストパフォーマンス最良!
隣がスーパーで 500(よりちょっと大きいな)のビールが 0.8 ユーロ、無事最後の夜にカンパイ!
今日の宿 | グアダラハラ ibis グアダラハラ | 7430 円 二人朝食付 |
2004年5月9日 (日)
飛行機は夜 7 時25 分なのでゆっくりだ。マドリッド市内と空港を挟んで反対側だから楽勝だ。
空港手前が世界遺産アルカラデエナレスだ。セルバンテス生誕の地だ。
セルバンテスさん
生家が博物館になっている
町並みと大学が世界遺産の対象らしい。
今日は日曜日でこの町でノンビリ楽しめる。日曜日は駐車場がタダだ。
マリア様の行列を見る。特別の日か毎日曜日かが分らない
広場で民俗踊りのショーを見る
サンタマリア教会でスペインの結婚式を見る
( i ) で貰った建造物をナンバー通りに押さえる。特殊な建物で二階接合部分に構造的欠陥があるらしい
マドリード空港に向けて出発!
16 時に空港に着く。
今回は前を走るトラックからの落石でフロントガラスに傷が入る。多分交換だろう。
フルカバーの保険に入っているから我々には問題無い。
今回は 3 回レンタカーを借りた。
一台目
3/11 ~ 3/24 シトロエン C - 5 5162 Km
パリ-ドゴール空港でチェックアウトイン フランス、スペイン、ポルトガル走行
二台目
4/2 ~ 4/16 フォードフィエスタ 4906 Km
ニュルンベルク市内でチェックアウト ドイツ、チェコ、ポーランド走行
ベルリン シェーネフェルト空港でチェックイン
三台目
4/23 ~ 5/9 ベンツ A-170 4962 Km
マドリード空港でチェックアウトイン スペイン、ポルトガル走行
無事で良かったね!
牛さん、さようなら
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