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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります



2000年3月13日 (月)

正確な宿の数字が分かる。リヨンにはイビスホテルが 14 軒ある。他に上位ノボテル、ソフィテル、
下位の Etap などを入れるとグループ全体では相当な収容力だ。

毎日の慣例になってきたが今夜のイビス、ルピュイを押さえて貰う。

フランス第二の都市 ” リヨン “ に出かける。ソーヌ河畔の駐車スペースに停める。
まず始めにベルクール広場の ( i ) に行き建設中のトラムについて聞く。2 年後完成という。

ソーヌ川

ベルクール広場


歩いて現場に行く。急いでいる感じは全く無い。


ケーブルカーで丘の上に行く。ケーブルカーも乗り物として押さえる。丘の上からは町全体が見渡せる。


歩いて町に下る。途中にはローマ劇場の跡がが有る。


川岸の大司教教会


1 時に切り上げて次のトラムの町サンテチェンヌに向かう。
全く知らなかった町だ。「情報」が容易に入るようになったのは有り難い。

高速道路はかなり急な上りが続いて 40 分で着く。( i ) 脇の駐車場に入れて ( i ) に行く。
スタッフが 4 人もいて充実している。トラムについても詳しい。
一日券を 4.4 フランで購入、でまず中心から南側を押さえる。


ここは新規開業ではない。しかし全面改良のようで揺れがなく線路も継目なしのようだ。

北側も終点まで行く。終点は病院だ。

車両は 2 連節 3 台車だが台車の位置が多分初めて見る方式だ。

今夜の宿のルピュイまでは山越えの一般道で変化に富んで 80 Km だがアッと言う間だ。
だが町が上下複雑で町に着いてから手こずる。

今日初めて給油する。ジーゼルだから無論軽油だ。ここまで保ったのはすごいな。
53 リッターで 305 フランだからリッター約 92 円でまずまずの値段だ。  フラン安かな?

今日の宿  ルピュイ ibis ルピュイ 7980円 二人夕朝食P

日暮れまで時間があるので町内散策に出る。出てすぐ分かるがここは犬の糞が多い所だ。
景色に集中するわけにはいかない。明日に備えての位置関係が分かったところで引き返す。

イビスホテルの夕食は三段階の料金で決まるという他には無い方式だ。
さらにチップなしと言うのもイビスがはじめた「方式」だ。
メインに今回初めての大好きな鱒の唐揚げが出てご機嫌だ!!


本日レンタカー走行距離 174 Km



2000年3月14日 (火)

町の概略が昨日分かったので車を置いて町に出る。犬の糞以外はキレイな町だ。トイレが多い。
犬もトイレを使えば良いのにーーー
大聖堂への参道への急な坂を登る。


レース編みの中心のようで両側に店が並ぶ。


売れ筋はレースの栞のようだ


テッペンの大聖堂に着く


岩山に立つサンミッシェルデギュル礼拝堂がこの町のシンボルで必見だ。


イビスカベヨンを予約してもらい、見所の多い町を午前中で終わらせてアヴィニョンに向けて出発する。
BMW にも慣れたし、ロータリーの多いフランスの道にも慣れてきた。
102 号線で進む。ロワール川流域からローヌ川流域への山越えだ。大西洋と地中海との分水嶺だ。

ローヌ川流域側は有名な渓谷アルデーシュだ。地面も白土から黒土に変る。
峠道にはガードレールがない! カアサンが悲鳴を上げる。
谷を下るとそこはアンズの花ざかりだ。街道の並木も好ましい。葉っぱが無いけどーーー



途中、世界遺産のオランジュ、ローマ劇場で見学兼休憩とする。アウグストゥスさんが立っている

町のど真ん中に遺跡があるのがスゴイ! 観覧席の階段は急でカアサンの膝痛が出る。

すぐ隣町が当初目的のアヴィニョンだが急遽予定を変更して、つまり一昨年来たので飛ばして
世界遺産のガール橋に行くことにする。
ここで初めてエアコンを入れる。3 月だが冷房だ。日差しが強烈なので室内が暑くなる。
着くと駐車場を始め入口、建物すべてが大工事中だ。ホコリはもう避けられない!

ガール橋(水道橋)

橋が 2000 年保っているのはすごい、が地形、流路が変らないのも不思議な感じがする。

かなり危険。今日はミストラル(季節風)が強い。 あぶない!

イビスカベヨンはスキップしたアヴィニョンの先だが来た時と違う道を通りたいので下流でローヌ川を渡ることにする。
少し増えて 60 Km ぐらいかなーーー

宿は町外れののどかなデュランス河畔にある。「河は呼んでる」のデュランス川だ。
のどかさとは裏腹にホテルの駐車場は暗証番号が無いと入れない。マア泊まる身には有り難い。BMW だしーー
例によってすぐに明晩のイビスペルピニャンを押さえて貰う。何と最後の一室という。
ここはランク上のメルクールと併設でメルクールのレストランで夕食だ。
初めて “ フランスの本格料理 ” をいただく。

今日の宿  カベヨン ibis カベヨン 9560円 二人夕朝食付 

本日レンタカー走行距離 283 Km



2000年3月15日 (水)

朝から強風だ。この地方の季節風ミストラルの吹き収めと思う。
アルルに向かうが途中のサンレミドプロヴァンスに寄る。ノストラダムスさんの故郷だ。

通常国道は 110 キロだが並木が狭いので 80 に落とせ!  日本だと 40 キロ制限だなーーー

サンレミドプロヴァンスのノストラダムスさんの家。世界中が大騒ぎしたっけーーー


この町には紀元前に出来た都市の遺跡もある。車で 10 分なので行ってみる。

グラヌム遺跡   かなり充実していて管理も素晴らしい。 
ここもまた日本語のパンフレットがあるから驚きだ!

すぐにアルル、 昔から聞き慣れた名前だ。町はローヌ川左岸に寄り添っている。


観光客がとても多い。ゴッホで超有名だが歴史的建造物の方を優先して巡ることにする。
円形競技場、古代ローマ劇場は外せない。




人が山ほどの割にカフェが空いている


ここはまる一日いても良いのだが先がある。サラッと表面を押さえるだけだ。

で、行く先はモンペリエ、行ったり来たりと言った感じだがガール橋の先の方向だ。
勿論今回も道を変えてさらに南側を西に進む。さらに南側は海岸の湿地帯だ。

昨年モンペリエに来てトラム建設の展示を見た。完成の報道が無いので確認に来た。
中心コメディ広場の線路は完成している。

( i ) で車庫が分からないので作業員に聞く。車で 30 分のワールドカップスタジアムの近くに終点を見つける。
線路を 2 駅辿って車庫を見つける。幸い 2 編成を出し入れしている。すっ飛び降りて写す。

15 分ほどで終了だ。危ない所だった。と言うかツイていた!

ご機嫌で約 150 Km 先のペルピニャンへ A-9 で風景を楽しみながら進む。
このあたりは水辺の多い所だ。とても快適!

イビスホテルは確かに満員のようで自前の駐車場に停められない。
公共 P に行くが混雑で大騒ぎだ。何か行事があるのかな?

今日の宿  ペルピニャン ibis ペルピニャン 7740円 二人朝食付 

本日レンタカー走行距離 301 Km

ベッドをツインにしたければソファーを転用しなければならない。信じられないような複雑な構造!




2000年3月16日 (木)

駐車場代金 50 フランは個人負担だ! 遅いモン負けだ?
例によって今晩の予約だが目的地バルセロナは系列一ランク上のノボテルしかない。車を考えてやむを得ない。
来月イビスホテルがオープンという。外国でも予約してくれるのがこの系列の利点だ。

勿論バルセロナに直行はしない。 穏やかな晴天の中アンドラに向かう。
真っ白な雪の帽子をかぶったピレネーが左手に見えてくる。テ川(Tet) を遡る。


ビルフランシュの要塞村。

プチトランジョーヌ(黄色い列車、超有名)の始発駅は 1 Km 手前。

トランジョーヌのラックレール線路と立体交差


上り詰めると比較的平坦な地形になる


1 時にアンドラ国に入る。知らないうちにスペインを通り過ぎたらしい。
アンドラの町並み、かなりな山あいの町。

観光客は多い。スペイン、フランス両国からガソリンを入れに来るらしい。


おいしいピザ屋



40 センチのピザ、クリーム山盛りのカプチーノ、2 人分で約 700 円!!!
 

ガソリンスタンドは林立している。( i ) の説明ではどうやらここは無税らしい。ピザも安い。
幸い我々の車もかなりアブラが減っている。

10 Km ほど戻り右折して正面に迫る山脈を 5 Km のトンネルでくぐり抜けてバルセロナに向かう。
トンネル手前から後ろを見た標識


A-18 は殆ど車が来ない


モンセラート山が見えてきたらバルセロナ


バルセロナは中心地ディアゴナル通りの P に停めて ( i ) に行きノボテルの場所を聞く。
何と 20 Km も先の隣町だ。とてもバルセロナノボテルとは言えない。( i ) で貰った地図外だ。
観光は止めてホテルに向かう。サン クガットと言う町で全く分からなくなる。
パトカーが来たので聞く。とても無理と思ったのか 20 分ほど先導してくれたので恐縮してしまう。
ホテル入り口で待機のタクシードライバーが皆出てきて仰天していた。BMW の威力か?

今日の宿  バルセロナ H ノボテル 9680円 二人 P

本日レンタカー走行距離 465 Km



2000年3月17日 (金)

今日はバルセロナ空港からマヨルカ島へのフライトだ。
空港の駐車場事情が分からないので 10 時 45 分発だが 7 時に出る。35 Km 走って空港に着く。
建物前の “ 広場 ” 全域が駐車場だ。半分以上埋まっているが安全上入口至近が良い。
BMW だもんなーーー   空港で朝食にする。30 分の飛行では機内食は無い。

出車する車を見張っていてすかさず建物入口至近に移動する。

本日レンタカー走行距離 35 Km

機内で出たのはチョコレート


降りたマヨルカ島パルマ空港は都会並み


移動は動く廊下


ホテル案内窓口で 2 泊を決めてバスで町に行く。
バスを降りて徒歩 10 分で海岸沿いのホテルミラドールに荷物を置いて出る。荷物といっても殆どは車に置いてきた。

今日の宿  パルマデマヨルカ H ミラドール 7590円 二人朝食付 

トラムの有るソイエルに向かうため駅に向かうが観光客であふれている。島なのに鉄道が 2 路線有る。
その一つに乗ってその終点からトラムが出ている。

6 輛の木造客車を引っ張る客車機関車はモーターでうるさいのに一等車の不思議




島とは思えないオリーブ畑、アーモンド畑を突っ切り峠を越えて島の反対側ソイエルに着く。

下にソイエルが見えてくる


着くとホームの脇にトラム




6 両で来た客がほぼ全員小さな 3 両に乗るから大変な騒ぎだ。
カアサンだけ乗って私は写しながら追いかける。3 Km 程度のはずだ。

最後は海岸沿いで素晴らしい


終点ソイエル海岸




想像と全く異なる光景でとても島とは思えない。人も多い。

帰り、 ソイエルで乗ろうとすると一列車すべて貸し切りーーー 乗れません!

ビデオで写したかったので好都合見送る


町の見物時間が出来た!  土質の影響か地面がすべてピカピカ!


大聖堂




暗くなってパルマの宿に戻る。



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