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本体の「路面電車の写真」などと重複する写真があります




1999年4月19日 (月)

マイリンゲンの可愛いトラム型を写したくてここまで来たんだから落胆は否定出来ない。
車庫ではその「旧型」が雨ざらしになっている。 残念だが出発する以外にない。

道路が凍っているので事故でも起こしたら泣くに泣けない。
雪がちらつくが気温は 2 度と上がっている。これは非常にラッキーだ!!

インターラーケンまでが勝負だ。慎重に慎重に進む。あとは道路が完璧だ。

思えば 2 月にポーランドに向かう時以来、道路氷結の心配が絶えなかったがこれで終わりだ!!

ベルンに 8 時半に着く。快晴になりもう滑る心配は全く無い。




本などでも多く見られるアーレ川に架かる橋を渡るトラム

奥を見るとベルナーオーバーラントの山々


ここでパリ周辺に約 60 軒と大量に有るイビスの中からどれを選ぶか、の検討をする。

宿泊料、高速からのアプローチ、駐車場料金(出し入れ頻繁だと無料が基本、だがパリ市内は無料が少ない)
車を置いて鉄道の場合では駅至近、フォンテンブローやシャンボール城行きを考慮して
イビスムランに決定! 帰国の 15 日までを熟考して 2 泊+3 泊、計 5 泊を頼む。

高速で一気にパリだ。
バーゼルからはライン右岸(ドイツ側)で進みオッフェンブルクからラインを渡ってストラスブールに入り
シャンパーニュをぶった切ってパリ手前 N-36 で南下、ムランに到着!


イビスムラン 6250 円  イビスのディナー 3200円(2人、ワイン込み、イビスはチップなし)

今日の宿  ムラン ibis ムラン 料金上記 


今日のレンタカー走行距離  847 Km



1999年4月20日 (火)

今日は車でパリに行ってみる。色々行き方が有るが N-104 から A-4 で飛ばすと一気にパリリヨン駅脇だ。
しかし市内に入ったらどこも渋滞でどうにもならない。
映画「さよならをもう一度」のアンソニーパーキンスのようにパリの街をぶっ飛ばしたいが不可能だ!

バスティーユ広場


バスティユ広場まで流された所で駐車場が有ったのでもう料金は関係なく入れてしまう。
市内交通一日券を買いまずルーブル美術館に行くが誰もいない!  火曜日は休館日だ!
休館日を知らない日本人は多分いないと思う。  では “ 仕事 ” だ。

今日はエッフェル塔は雲の中


メトロでデファンスに行き T-2 のトラムに進軍する。トラムは一日券が使えないのでチケットを買う。
【 追記 ー 現在は一日券の範囲 】
チケットを買います


T-2 は路面を走らない。どうも以前からあって使っていない線を利用したようだ。
沿線は高台で “ パリ ” を俯瞰できる。ベルベデーレ(眺望)という停留所がある。


T-1 も写さなくてはならない。パリの反対側でメトロを乗り継ぐ。メトロがとても綺麗になった。

ボビニーからサンドニまで全線要所で降りて写す。のつもりが雨が降ってきたので途中で終わる。
夜のモンマルトルとサクレクール寺院に行く。

モンマルトルのケーブルカー




駐車料金 1600 円払って車を出す。パリ中心部にしては思ったより安かった。

今日の宿  ムラン ibis ムラン(二泊目) 5880円 二人


今日のレンタカー走行距離  138 Km



1999年4月21日 (水)

今夜は泊まらないが明日からまた 3 泊するので車を置かせてもらう。

ムラン駅からパリリヨン駅に行く。ユーレールパスの最後の 2 日分を今日明日で使い切る。
ムラン バス

世界遺産のシャルトル大聖堂が第一目標だ。
メトロの乗り換えついでにサンジェルマンデプレで降りる。
教会を見上げてふと見ると前の店がルイヴィトンとある。カアサンが友達から財布を頼まれている。
我々はブランド品には興味が無いからここに店が有るなんて知らなかった。手間が省けた。

シャルトル行きは一面の菜の花畑を突っ切る。カアサンは免税手続きを読んでいる。


シャルトル大聖堂は我が家の図鑑のトップに載っている。ステンドグラスが最高!

ステンドグラスを見るには双眼鏡が必要だなーーー

坂の多い町を一巡して帰りの列車に乗る。

今日は火曜日でない! ルーブル美術館だ!!   少し並んで 3 時半に入る。


空いているほうだと思うがなかなか近づけない




中のカフェ、 美味しく感じるから不思議だ!


夕暮れといっても 8 時半だがセーヌ河畔を散歩する。




オルセイ美術館から RER でオステルリッツ駅に行く。


夜行でモンペリエに行く。 チケットは 8 日にフランスを出る前にリールで買ってある。
2 等寝台の予定が間違ってクシェットを買ったので 4 人室でカアサン 1 人が女性で落ち着けなかったようだ。
(ユーレールパスからの差額)




1999年4月22日 (木)

霧の立ち上るナルボンヌ駅に着く。通常はリヨン経由の夜行便だがモンペリエに着くのが早すぎる。
で、ここナルボンヌで普通列車に乗り換えて反対側からモンペリエに到着!

モンペリエ駅前のマクドナルドで朝食にする。
何とここのトラムは建設工事中だった。ロンドン往復の機内誌で知って急遽来たわけだが
工事中というフランス語が読めなかったわけだ。
急遽観光に切り替える。 ファーブル博物館が見応えがあった。

モックアップの展示


工事中のコメディ広場


水道橋


2 時のパリ行き TGV を買ってあるので切り上げる。

天候の変化が激しいおかげで車窓が虹が出たり菜の花畑が日に輝いたりと楽しめた。


イビスホテルムランに帰る。

今日の宿  ムラン ibis ムラン(三泊目) 6260円 二人朝食付 




1999年4月23日 (金)

今日一番はヴェルサイユだ。パリ中心から放射状に延びる道を次々横切る一般道だ。
環七通りを走る感じだ。
特にロータリーが多く 2 連続もある。ロータリーは交差に信号が無いから良いとも言える。
ロータリーの最大の良さはグルグル回りながら行く先を決められること、それと U ターンが自在だ。

ヴェルサイユは私が 7 年前に来た時のビデオをカアサンが見て期待していた。
今回は残念ながらコース別で半分も見られない。

押し寄せる人々を捌くためと思うが有り難くない。
「高価」なツアーは我々の行けない所に入れるようだ。

庭園、運河、大小トリアノン、アントワネットの農家と牧場など料金分をすべて廻り 4 時に出る。

20 Km 先、サンカンタンのミニチュアフランスに行く。
先日見たオランダのマドローダムと同じものだ。まだ完成していない。
パリ サクレクール寺院、ケーブルカーもちゃんと有る。


昨年オランジュで見た円形劇場、本物は世界遺産だ。


シャンボール城、明日か明後日、行く予定。


これは良く出来ているな


雨がひどくなってきた。野外レイアウトの TGV が風でひっくり返っている。早々に引き上げる。
きょうも先日同様イビスでディナーだ。安いのが魅力だ。

今日の宿  ムラン ibis ムラン(四泊目) 8970円 二人夕朝食付 


今日のレンタカー走行距離  140 Km



1999年4月24日 (土)

小雨の中フォンテンブローに向かう。ムランを出るとすぐに快適な新緑の道だ。


ヴェルサイユが日本人だらけだったのでここも多いと思ったがいない。
そしてここはすべてゆっくり見ることが出来た。






N-152 でオルレアンに向かう。遠くはないのだが町中は面倒なので高速道路を使ってシャンボール城に向かう。
最寄りのインターで出てロワール川を渡ってシャンボール城だ。 “ ねずみ取り ” が待ち構えていたのには驚く。
シャンボール、規模の大きさに圧倒される。ダヴィンチの螺旋階段なるモノがある。勿論世界遺産だ。

茶屋があるのでウインナ、ポテト、ジュースを頂く。

帰りはオルレアンに寄る。高速、国道、田舎道があるので田舎道にする。とても快適!!

オルレアン、サントクロワ寺院


オルレアンにもトラムが出来るらしい。ポスターが貼られている。
ムランへは同じ道では面白くないので一本東の N-60 で帰り着く。

今日の宿  ムラン ibis ムラン(五泊目) 6260円 二人朝食付 


今日のレンタカー走行距離  315 Km



1999年4月25日 (日)

今晩日本に戻る。23 時 20 分発だから時間はたっぷりだ。

空港の位置を考えてランスに行くことにする。140 Km でかなりの部分が高速だから楽勝だ。


広場全体の地下が駐車場で地下 5 階まである。
ランスは大聖堂が有名だ。バラ窓が美しい。



数え切れないほどの彫像が礼拝堂の内側に並んでいる。壮観だ。
隣の博物館で実物を間近に見れる。


大聖堂より古い時代のものと言われるサンレミ聖堂に行く。ここのステンドグラスが美しい。

ランスはシャンパーニュ地方の中心だ。店に並んでいるのはシャンパンだ。10 万円だ!

帰りは高速でなく N-31 から N-2 で空港に向かうが途中のピエルフォン城に寄る。




凄い人出で狭い田舎道が混むといけないので早々に引き上げる。

A-1 に出て 8 時半に車を返す。

エールフランス機は乗って 1 時間以上動かない。カアサンは不安がるが落ちないで成田に着く。

今日のレンタカー走行距離  389 Km
今回のオペルアストラ総走行距離5249 Km 一日当り 5950 円



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